金属材料
- *標準寸法は参考値です。入手しやすい材料寸法とは異なりますのでご注意ください。
- *標準寸法は参考値です。入手しやすい材料寸法とは異なりますのでご注意ください。
- 銅合金種類 鋳鍛造品および銅合金鋳物種類 鋼管材料 線材種類 銅合金種類 種
- 鉄鋼種類 ステンレス鋼種類 アルミニウム合金種類 アルミニウム合金の質別記号 鉄鋼種類 種類 記号 用途例 特性
- 冷間金型用鋼 分類 JIS相当 AISI
- *標準寸法は参考値です。入手しやすい材料寸法とは異なりますのでご注意ください。
- 材料の選定で、迷わない!基本的な材料や表面処理の特性・選び方をひとまとめ 工業材料とは?/金属材料の基本 よく使われる金属材料 熱処理とは?/表面処理とは? よく使われる金属材料
- 材料の選定で、迷わない!基本的な材料や表面処理の特性・選び方をひとまとめ
- 材料名 成分(質量%) Fe C Si Mn Ni Cr Mo V W
- 材料名 組成 引張強さ(MPa) P20 0.33C-0.3Si-1.4Mn-1.8Cr-0.8Ni-0.2Mo 1007 4140 0.4
- ライニングとは、鉄板や鉄管でできためっき槽や輸送管の内部に耐食材料を貼り付けて、腐食環境から構造体を保護する働きをさせるものです。 塗装による塗膜の厚さが100から数百μmであるのに対して、ライニングの厚さは、数ミリであるのが普通ですから、その化学的な安定性や機械的強度は、塗膜より格段に優れています。 めっきなど表面処理の工程には、めっき槽、脱脂槽、酸洗槽、電解槽、中和槽、水洗槽など各種
- (5)ニッケル合金 ニッケルは高価な金属ですが、ニッケル合金は厳しい腐食環境の中で、他の金属にはないすばらしい耐食性を示す重要な金属です。 ■モネルメタル 銅を30%加えた合金で、高速の海水に耐えるので、バルブの擦り合わせ部分やポンプのシャフトなどに用いられています。また他の金属にない、ふっ酸に強いという特徴もあります。しかし硝酸やクロム酸などのように酸化性のある環境には強くありません
- プラスチック成形金型に用いられている、主要な鋼材の国際規格間の早見表を紹介します。 (厳密には機械特性や熱特性等が完全に一致している訳ではありませんので、ほぼ同程度の鋼種であるとご理解願います)
- (3)銅と銅合金 銅は、海水や淡水に対して基本的には優れた耐食性をもっていますが、物理的特性の改善や高速の海水や淡水によって、表面の耐食皮膜が破壊されて腐食する衝撃腐食などの欠点を補うために、いろいろな合金がつくられています。 ■黄銅 銅に亜鉛を加えた合金ですが、発電所の復水器などに使われています。いろいろの合金があります。 ■レッドブラス 15%の亜鉛を加えた合金で、耐衝撃性は
- その環境で腐食に耐える金属を使用すれば、ほかに耐食手段を講じる必要がなく、最も簡単な腐食対策であるといえます。このことから、ほかに防食手段がないとか、耐食金属を用いるのが安い場合に用いられます。実際の使用に当っては、その環境で試験して確認することが必要です。幾つかの実用例を紹介しましょう。 (1)低合金鋼 普通の鋼を炭素鋼といいますが、これに少量のCu、Cr、Ni、Moなどを加えて、特性
- (1)金属溶射法 Metal sprayingといわれるこの方法は、ガスまたは電気により熔融した金属を、処理対象物に清浄な空気の力で吹き付けて被覆する方法です。溶射ガンを用いて、金属を比較的簡単に被覆させることができますので、大は瀬戸大橋のような巨大構築物から、入れ歯など義歯のような小物にいたるまで応用範囲の広い処理法です。
- 防食用のめっきとして、工業的に最も多量に製造されているのは、亜鉛めっきと錫めっきです。亜鉛めっきは、大気や水などの自然環境の中での鋼の防食に、錫めっきは、缶詰用をはじめ缶製品に多用されています。 亜鉛めっきは、鋼よりも卑なめっきの代表で、【図1】に示すようにめっき皮膜にピンホールがあったり、傷ができても、鋼がプラス、亜鉛がマイナスの電池が出来るため、亜鉛の犠牲によって鋼は防食されます。これは
- 金属体の表面を、それより耐食性のよい他の金属やその合金で被覆する防食法には、めっき、溶射、拡散浸透、合わせ金法などが採用されておりますが、その製品がどのような腐食環境に置かれるかによって異なります。家電製品、自動車、通信機器、建築、化学プラント、船舶、橋梁、地下埋設物などによって様々な表面処理が施されております。 金属被覆の殆どは、「めっき」です。被覆を施そうとする金属を、熔融した被覆金属
- アルミニウム合金は、アルミニウムを主要な素材とし、亜鉛、銅、珪素等の元素とによって組成されている軽合金です。プラスチック射出成形金型では、簡易金型、ハイサイクル成形金型、ブロー成形用金型、真空成形用金型、鋳造模型などに利用されています。 アルミニウムは、軽量で熱伝導性が良好、被削性も優れるという特徴を持っていますが、硬さが低いために、打痕やスクラッチ(ひっかき傷)によって、表面が凹凸になって
- 通常、社会的に金属の腐食が問題になるのは、酸やアルカリという厳しい環境ではなく、人間が生存可能な空気中の水分(湿度)、気温、稀に腐食性ガス、浮遊する塵芥や、溶存酸素、消毒用の遊離塩素、Ca・Mgなどの水中含有物質によることが多いのです。 金属腐食の一般論として、腐食環境と腐食形態について考えてみましょう。いま、研磨した金属を腐食環境に投入すると、金属の種類と腐食環境の種類により、金属
- 金属材料は、引張応力や曲げ応力を繰り返して受けることによって、ある繰り返し回数付近で疲労破壊を起こすことが知られています。 プラスチック射出成形金型のキャビティや金型部品もその例外ではなく、応力の繰り返しの累積によって疲労破壊に至る可能性を常に含んでいると考えるべきです。 ではどのぐらいの繰り返し回数によって疲労破壊は起きるのでしょうか?それを明らかにするためには、応力の振幅Sと疲労破壊す
- プラスチック射出成形金型部品に使用される金属材料は、特殊鋼が大半を占めていますが、鋳鉄、銅合金、アルミニウム合金、超硬合金なども使用されています。 これらの金属材料は、引張強度や曲げ強度、かたさなどの特性がありますが、金型部品の破壊を考える上では素材が「延性材料」であるのか「ぜい(脆)性材料」を知っておくことは重要です。 なぜならば、延性材料とぜい性材料は、破壊に至るプロセスが全くことなる
- 銅と銅合金は材料強度が弱いので、LCA(ローコストオートメーション)の構造部材にはほとんど採用されませんが、鉄やアルミニウム系金属と異なる性質を持っています。LCAに使用される素材の種類は、ほとんどが圧延処理された板材(伸銅品)ですが、10%程度が鋳物品です。次のような用途に使用されます。
- アルミニウムは防食性を有す軽金属材料の代表です(比重は2.7で鉄材の約1/3と軽い)。また、延性が大きい特徴から引抜き工法でアルミフレームを製作したり、合金として強度向上させ構造材にも使用されます。LCA(ローコストオートメーション)に使用する代表的アルミ材は、A5052−H34(板材)とH5056−H112(丸棒)です。ともにAl−Mg合金で溶接性、切削性に優れるので多用されます。 LC
- プラスチック射出成形金型のキャビティの耐食性は、鋼材によって左右されます。 成形材料から発生する腐食成分や空気中の水分によって鋼材の表面は酸化が促進され、腐食が進行します。 耐食性の評価は具体的な指標を得るのが難しいのですが、参考となる実験値が紹介されておりますので、これを目安とすることができます。 【表1】プラスチック射出成形金型キャビティ用鋼材の耐食性評価データ例(◎5%硫酸中での腐
- 第153回で、鉄系材料は「生む」と「鍛える」の2段階のプロセスで材料性質を制御できると解説しました(【下図】参照)。この回では「生む」プロセスでの材料組成と材料性質の基本的な関係を解説します。 (1)炭素含有率と鉄系材料 鉄系材料は、おおざっぱには鉄(Fe)と炭素(C)の合金といえます。この炭素(C)の含有比率で鉄系材料は3種類に分類され、それぞれ硬さその他の材料性質が異なってきます
- 産業で使用される金属の90%以上が鉄系材料といえます。その理由は次の特徴が挙げられます。
- LCA(ローコストオートメーション)に使用する構造材料のほとんどは金属材料です。それも鉄系材料が主体です。構造材料を除くと、アクチュエータ(電動モータ、エアーシリンダなど)、それらの制御機器や運動伝達要素(タイミングベルト、コンベア)などには、プラスチックや複合材料などが採用されます。ここでは金属材料を概説します。 (1)金属とは 金属は一般的には次のような性質を持っています。このなかで
- ここでは、JIS鉄系材料を事例に、金属材料の記号の識別方法を解説します。
- アルミニウム合金を大別すると、板・棒・管・線・形材などの展伸材、砂型・金型などの鋳物材、ダイキャスト材があります。合金の成分比によって、それらの特徴は異なりますので、JISでは4桁の数字でそれを表しています*。合金系を千番台の数字で、それに続く情報を下2桁で表示します。例えば、純度99.7%以上のアルミニウムはA1070、Al-Mg合金はA5052などです。
- 防食めっきのもつ特性は、次の通りです。防食めっきは殆ど「単層めっき」です。