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塗料

  • 殺虫塗料

    殺虫塗料は、その機能上から殺虫塗料と木材保存塗料に分けられます。殺虫塗料は、塗膜上に析出した薬剤が、ハエ、蚊、虱、蚤、蜘蛛などの昆虫に接触することにより殺虫効果を発揮します。 殺虫剤としては、有機りん系、ピレスロイド系の薬品が家庭用として一...

  • 防かび塗料

    防かびの対象となる菌は、真菌類のうち鞭毛菌、接合菌、子膿菌、不完全菌などであります。自然界には、真菌類をはじめとする微生物が、空中、水中、土壌中などあらゆる場所に多数存在し、工業材料、製品などの表面や塗膜面に付着し、生育条件が満たされると生...

  • 光反射塗料

    夜間の安全運転に欠かせない路面標識用として、ガラスの微小球を厚膜塗膜に含有させた、光反射塗料が用いられています。これは再帰反射という現象を利用したものですが、平面の方向に関係なく、平面に投射された光が、その平面によって反射されて、光源の方向...

  • 難燃性防火塗料

    難燃性防火塗料は、塗膜自体が難燃性で、自己消火機能をもっている塗料です。この塗料には、酢酸ビニルや塩化ビニル、アクリルなどの難燃性バインダーに多量の無機顔料を加えたエマルジョン塗料と、塩素、臭素などのハロゲンで難燃化した樹脂バインダーに三酸...

  • 耐寒塗料

    寒冷地を走行する自動車や、極地を航行する船舶などは、窓やボデーに雪や氷の付着を防ぎ、凍結・融解の繰り返しによる船体などの腐食を防いで、安全を確保する防寒対策が必要です。これらの目的のために耐寒塗料が使われています。防寒塗料の中では、耐低温塗...

  • 防水塗料

    建物や車両などの外装は、防水対策が必要です。これらの目的を果たすために防水塗料が使われていますが、水の浸入形態には二つのタイプがあることを考慮することが必要です。一つは雨水など液状の水の浸入で、もう一つは水蒸気による侵入です。侵入した水蒸気...

  • 防曇塗料

    窓ガラスや眼鏡などの透明材料が、湿気や蒸気のために曇るという現象は、日常よく経験しますが、これは単に不便であることばかりでなく、時には重大な事故につながる恐れもあります。 これらの曇りは、ガラスの表面が疎水性のため水滴が形成され、それによっ...

  • 太陽熱遮蔽塗料

    夏の暑い日、締め切った風通しの悪い部屋に入ったときや、屋外に駐車した車のドアーを開けたときなど猛烈な熱気を感じることがあります。 これらは、屋根や壁などの構造物や自動車のボデーを構成する材料が【図1】に示すように、太陽光中に含まれる光エネル...

  • 紫外線劣化防止塗料

    塗装製品が紫外線にあたると塗膜が劣化し、色あせなどの現象が起こります。 塗膜の劣化には、[1] 光沢や映像鮮明度の消失、[2] クラッキング、チェッキング、塗膜の完全さの消失、[3] チョーキング、[4] 付着の消失・剥離、[5] 黄変、[...

  • 防振塗料

    自動車、鉄道車両、船舶、機械など多くの分野で、乗り心地向上、騒音防止のために防振塗料や制振塗料が使われています。また、ビルなどには水道管、ガス管など多数の配管がされていますが、これらの配管を媒体として伝わる振動による騒音も問題になっています...

  • 防さび塗料

    鉄鋼は、構造材として建築物、船舶、橋梁、構築物などに多用されていますが、「さび」によるわが国の損失は年間3~4兆円といわれています。この損失を少しでも軽減し、安全を確保するためには防さび塗料の使用は不可欠です。 従来優秀な防錆鉄鋼用塗料とし...

  • 防音塗料

    工場などの生産活動や交通・学校などの社会生活に由来する騒音から、静かな環境を確保する手段の一つに防音があります。 (1)防音とは 防音は、手段・技術・材料・工法などから、次のように分類することができます。 (1)遮音 音の伝わってくる経路に...

  • 滑り止め塗料

    道路や工場内の床面・通路は滑り易いと交通事故や労災事故のもとになります。床に静電気が発生して埃や微粒子が付着すると滑り易くなり、プールサイドが水で濡れると、同様に滑り易くなります。 滑り止め塗料としては、プールサイドでは塩素化ゴム、酸化クロ...

  • 非粘着塗料

    非粘着性とは、物が付着しにくい性質のことです。我々の身近には、フライパンの内側やアイロンの底などにふっ素樹脂コーティングが施されているものがあって、その性能はよく知られていますが、これらは食材や布地がフライパンやアイロン底に付着するのを防ぎ...

  • 潤滑塗料

    潤滑塗料は、一般に行われている潤滑油やグリースでは潤滑できないところや、潤滑油やグリースなどの給油を嫌うところ、真空など特殊な雰囲気で使用される転がり軸受け、しゅう動する固体同士の摩擦力の低減、耐摩耗性や耐食性の向上のために使われます。 近...

  • 静電防止塗料

    静電気による災害や事故には、静電引力によるものと、静電気の放電によるものがあります。 放電による事故例としては、[1] 可燃物の着火による火災、[2] 人体への電撃ショック・不快感、[3] 写真フィルムなどの感光、[4] ICなど電子機器の...

  • 電磁波遮蔽塗料

    この塗料は、EMI(電磁障害)シールド塗料ともいわれています。主として導電性塗料が使われ、電磁障害を防ぎ、EMC(電磁環境適合性)を担うものです。 電磁波のうち情報機器に関連して重要なのは、10K~500MHz程度の帯域で、1980年代から...

  • 電波吸収塗料

    電磁波シールドは、電波の伝達経路を遮断して、ほぼ100%反射することにより外部への漏れ、外部からの侵入を防ごうとするものであり、最も有効な電磁波シールド材は金属であります。これに対して電波吸収材は、侵入してくる電波を吸収して、熱エネルギーな...

  • 導電性塗料

    電気を通す塗膜を形成する塗料で、電磁シールド、ラジオ波シールド、帯電防止、表面汚れ防止、電子デバイスなどで活躍しています。 電子機器の軽薄短小化、電磁エネルギーの周波数分布の高密度化、また、プラスチック材料の大幅な利用により、より効果的な総...

  • 電気絶縁塗料

    この塗料は、古くから電気・電子機器に使用されている電線やコイル・コンデンサーなどに使われてきました。この塗料は電力用とエレクトロニクス用に大分できます。 電力分野のコイル含浸用にワニスが使われます。これにより機器の小型化、軽量化、信頼性向上...

  • 磁性塗料

    磁気をコントロールするための塗料です。我々の周辺には、この塗料による製品が満ち溢れています。 それは、VTRテープ、オーディオカセットテープ、コンピュータ用MTなどをはじめ、クレジットカード、鉄道用切符、定期券、高速道路通行券、バス回数券、...

  • 畜光塗料

    畜光塗料は、目覚まし時計の文字盤であまりにも有名です。ある物質に何らかの形のエネルギーで刺激を受けたとき、刺激停止後も発光を持続することを「りん光」といいます。 りん光を発する物質をりん光体といいますが、とくに残光時間の長いものを使用して畜...

  • 蛍光塗料

    災害防止用標示板、消費者の目を誘う広告看板、ポスターなどには、しばしば蛍光塗料が用いられています。 ある物質が外部から光エネルギーを受けたとき、吸収したエネルギーを別のエネルギーに変換して、可視光などの光を放出する現象をルミネッセンスまたは...

  • 太陽熱吸収塗料

    第一次石油危機を契機に、太陽熱を利用するソーラーコレクターが急速に普及しました。これは太陽熱を吸収して水を温めて利用するものですが、水の温度が上昇すると温水からの放熱が多くなり効率が低下する宿命をもっていました。 これを防ぐためには、太陽放...

  • 結露防止塗料

    この塗料は、建物の室内やそこにある機器類に、露の発生を防止するための塗料で、塗膜の吸湿放湿作用によって結露を防止します。また、これは、塗膜中に珪藻土、ひろ石、パーライトなどを多く含むため防音機能ももっています。 結露は、物体表面の温度が、周...

  • 示温塗料

    この塗料は、温度変化や温度履歴を色彩で表示してくれますので、食品の衛生管理などに注目されている塗料です。 示温塗料は、特定の温度において明瞭に変色する化合物を顔料としたもので、次のような種類があります。 (1)不可逆性示温塗料 温度変化によ...

  • 防火塗料

    火災の惨状は、火災の原因そのものの熱によるよりも、可燃物質に引火して、それによって発生する多量の熱・煙や有害ガスによる被害が大きいものです。 防火塗料の種類を【表1】に示します。防火塗料には高い熱や火炎に触れると、数百倍に膨張して発泡し、塗...

  • 機能性塗料

    いままで述べてきた塗料は一般に、被塗物を環境から保護することや、色彩や光沢を与えて美観を向上させて、商品価値を高めるために使用されてきましたが、近年、耐熱・電導・潤滑・抗菌・消臭など、特定の機能をもった塗料が使われるようになりました。そのい...

  • 塗料の塗り付け方法

    塗料の種類についての説明が長くなってしまいましたが、それではこれらの塗料をどのようにして被塗物(ワーク)に塗り付けるか。その方法についてお話しましょう。 現在行われている塗料の塗り付け方法を【表1】にまとめました。塗料には、液状の流動性塗料...

  • 塗料の種類-9

    (15)粉体塗料 粉体塗料は、熱可塑性または熱硬化性樹脂に顔料、充填剤、硬化剤、可塑剤などを加えて微粉末にした合成樹脂組成物であります。 熱可塑性粉体塗料用樹脂としては、塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエチレン)、ポリアミド(ナイロン)、セ...

  • 塗料の種類-8

    (13)酒精塗料 酒精塗料は、アルコール可溶性樹脂をアルコールに溶かした溶剤揮発乾燥形の塗料です。乾燥が速く、肉もち、光沢がよくて、しかも安価ですから、昔から木工家具などの透明塗装に使われてきました。近年は、天然樹脂塗膜の欠点を補うために多...

  • 塗料の種類-7

    (12)ビニル樹脂塗料 この塗料は大別して、樹脂溶液をビヒクルとした「溶液形塗料」と、粉末樹脂を可塑剤(および少量の溶剤)に分散した「ゾル形塗料」に分けられます。塗膜の共通した特徴として防食性、とくに耐アルカリ性に富んでいます。作業性・付着...

  • 塗料の種類-6

    (11)ラッカー 乾燥の早い溶液形塗料を一般にラッカーといっています。油性塗料やいままで述べてきた合成樹脂塗料は、塗料と塗膜の分子量に大きな差がありますが、ラッカーでは塗膜主要素の分子量は十分に大きく、単に溶剤の揮発だけで塗膜が形成されます...

  • 塗料の種類-5 シリコーン樹脂塗料

    (9)シリコーン樹脂塗料 シリコーン樹脂は、ケイ素を骨格とした縮合体であります。塗料としては純シリコーンはあまり使用されず、アルキド・エポキシ・フェノール・アクリル・メラミン樹脂などを変性剤とした変性シリコーン樹脂が使用されます。 純シリコ...

  • 塗料の種類-4 エポキシ樹脂塗料

    (7)エポキシ樹脂塗料 エポキシ樹脂には、端末にエポキシ基、分子内にOH基があるので、これに多種多様な変性や橋かけ反応(硬化)を行うことができます。次のような種類があります。 (1)常温乾燥エポキシエステル塗料 エポキシ樹脂を脂肪酸でエステ...

  • 塗料の種類-3

    (5)ポリエステル樹脂塗料 不飽和ポリエステル樹脂は、無水マレイン酸のような不飽和塩基酸と、エチレングリコール・プロピレングリコールのような2価のアルコールを縮合したプレポリマーで、これを二重結合当量よりやや過剰のスチレンモノマーのような反...

  • 塗料の種類-2

    (3)アルキド樹脂塗料 アルキド樹脂塗料は、無水フタル酸など多塩基酸と、多価アルコール(グリセリンなど)のエステルを基体とし、さらに各種の油または脂肪酸で変性したアルキド樹脂を塗膜主要素とする常温乾燥塗料です。 塗料適性を改善する目的で、ロ...

  • 塗料の種類-1

    これから、いろいろな塗料についての説明を行います。 (1)油性塗料 乾性油を主成分とした塗料を総称して油性塗料といいます。 乾性油とは、あまに油、桐油のことで、これには油ペイントと油エナメルがあります。油ペイントは塗膜構成要素であるボイル油...

  • 塗料のあらまし

    (1)塗料の構成要素 塗料を構成する要素は<1>塗膜形成主要素、<2>塗膜構成助要素、<3>顔料、<4>溶剤であります。塗膜形成主要素は、塗料の性質を決める重要な主成分であって、重合油、天然または合成樹脂、繊維素、ゴムの誘導体などの高分子物...

  • 塗装の工程

    塗膜を形成させるためには、塗料が必要です。塗料については後に詳しくご紹介しますが、塗料は一般に流動体の液体でありますから、この性質を利用して塗装しようとする面(以下、被塗面といいます)に塗りつけます。塗りつける方法はいろいろあります。 期待...