銅と銅合金は材料強度が弱いので、LCA(ローコストオートメーション)の構造部材にはほとんど採用されませんが、鉄やアルミニウム系金属と異なる性質を持っています。LCAに使用される素材の種類は、ほとんどが圧延処理された板材(伸銅品)ですが、10%程度が鋳物品です。次のような用途に使用されます。
■銅と銅合金の特徴
- 電気抵抗が小さい(電気伝導性が良い)
- 熱の伝導性が良い
- はんだ付け性が良い
- 耐食性が良い
- 耐摩耗性を持つ合金がある
- 高い靭性、ばね特性を持つ合金がある
■銅材と銅合金材の用途例
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※ | JIS記号の読み方 銅及び銅合金のJIS記号は、「C」が先頭に着きます。次の4個の数字が合金系統、次のアルファベットが材料形状(板:P、BE:押出棒など)、次に、調質の有無(O:軟質<なまし材>、H:硬質)を示しています。 |