銅と銅合金は材料強度が弱いので、LCA(ローコストオートメーション)の構造部材にはほとんど採用されませんが、鉄やアルミニウム系金属と異なる性質を持っています。LCAに使用される素材の種類は、ほとんどが圧延処理された板材(伸銅品)ですが、10%程度が鋳物品です。次のような用途に使用されます。

■銅と銅合金の特徴

  1. 電気抵抗が小さい(電気伝導性が良い)
  2. 熱の伝導性が良い
  3. はんだ付け性が良い
  4. 耐食性が良い
  5. 耐摩耗性を持つ合金がある
  6. 高い靭性、ばね特性を持つ合金がある

■銅材と銅合金材の用途例

用途例 材料例 備考
しゅう動用軸受け部材 青銅 固体潤滑剤と併用
(ミスミの無給油ブシュや無給油スライドプレート)
(台形ねじナットなど)
板ばね材 リン青銅 C5210<JIS記号> 電気接点機能も有す
同上 ベリリウム銅 C1700 同上
銅管(熱交換パイプ) 純銅 C1220、黄銅 C2700 -
小ねじ(電気部品用) 快削黄銅 C3604 加工性が良いので

※ JIS記号の読み方
 銅及び銅合金のJIS記号は、「C」が先頭に着きます。次の4個の数字が合金系統、次のアルファベットが材料形状(板:P、BE:押出棒など)、次に、調質の有無(O:軟質<なまし材>、H:硬質)を示しています。