射出成形金型:詳細設計
金型冷却水の流量
金型の温度をコントロールするためには、100℃以下の場合には、冷媒として水を使用することが一般的です。冷却水は、温度調節器の循環ポンプによって温度を制御された水が、金型内に備えられた冷却水穴の中を循環しながら、金型の温度を熱伝達や輻射によっ...
ランナーロックピン・スーパーハードロックタイプ
ミスミ「ランナーロックピン・スーパーハードロックタイプ」は、コールドランナーの3プレート構造金型で、ランナーロックをするために使用されるランナーロックピンです。 ランナーロック部の溝が2段に構成されており、かなり強固なランナーロックが可能と...
タグ:スプルー・ゲート
ランナー流量調整ピン
ミスミ「ランナー流量調整ピン」は、2個取り以上のコールドランナー金型で、キャビティ間の充填バランスを調整したい場合に活用できる部品です。 ファミリーモールド(2種類以上の成形品を1つの金型で加工する金型)では、各キャビティの体積が異なってい...
タグ:スプルー・ゲート
ボールプランジャ・キャップタイプ
ミスミ「ボールプランジャ・キャップタイプ」は、スライドコアの位置決めなどに使用する部品です。 従来よりスライドコア等の金型内で移動する部品の位置決めをするために、先端に鋼球が設けてあり、コイルスプリングで鋼球を前後させて位置決めできるボール...
二色成形用スライドコアユニット
ミスミ「二色成形用スライドコアユニット」は、二色成形用金型(二材質用成形金型)のアンダーカット部を処理するためのスライドコアユニットです。 二色成形では、固定側を共通化しておいた上で、一次側成形(最初の樹脂の成形)と二次側成形(後の樹脂の成...
タグ:アンダーカット
金型部品の腐食の原因
金属製の金型部品は、使用中にさまざまな原因によって腐食が発生する可能性を含んでいます。金属材料が腐食する原因としては、以下の要因が考えられます。 1. 純化学的腐食 酸やアルカリなどの化学物質との化学反応によって、非金属化合物に変化する場合...
タグ:腐食・防食
プラスチック成形金型のメンテナンス項目
プラスチック射出成形金型は、量産成形加工を続けていく途中で、部品の磨耗や破損などが必ず発生します。そのような場合には、部品交換や補修によるメンテナンスを行う必要があります。 メンテナンス事項には、一般的に下記のような内容があります。 ・ パ...
金型用金属材料の熱に関する性質
プラスチック射出成形金型に使用される金属材料の熱に関する性質のデータを示します。 冷却時間や成形品の表面転写性に関して金属の説的性質は密接な関係があります。 熱伝導率(kcal/m・h・℃) 比熱(kcal/kgf・℃) 低炭素鋼 38~4...
射出成形金型の温度コントロール
プラスチック射出成形金型では、溶けたプラスチック材料を流動状態のまま金型の内部へ流入させてキャビティ内を充填し、充填完了後は冷却固化させて、成形品の形状に固定させるプロセスを経ることになります。 この一連のプロセスの中で、流動状態の間はキャ...
バキュームユニット
最近のプラスチック射出成形加工では、新しいスーパーエンジニアリングプラスチックや添加剤を含んだプラスチック材料を使用し、高速充填で金型内に樹脂を注入する成形加工が増えてきています。このような傾向が増えることによって、量産加工中に金型に発生す...
ゲートサイズの計算例(その3)
先回に引き続き、プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 PBTガラス30%入り製の電子部品成形品金型があり、サブマリンゲートゲート1箇所で...
ゲートサイズの計算例(その2)
先回に引き続き、プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 PBTガラス30%入り製の電子部品成形品金型があり、サブマリンゲートゲート1箇所で...
ゲートサイズの計算例(その1)
プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 ABS製の容器射出成形品金型があり、ピンポイントゲート1箇所で金型を設計したいと考えている。この場...
ゲート寸法の算出方法
プラスチック射出成形金型でのキャビティへの樹脂注入口であるゲートの大きさを決定するためには、成形品のサイズ、体積、樹脂の種類、成形条件などによって、金型設計者が経験に基づいて意思決定する場合が多いと言われています。 概略のゲートサイズの目安...
タグ:スプルー・ゲート
高精度研磨プレート
高精度研磨プレートは、基準面直角度、板厚平行度が5ミクロンメートル、平面度が5~10ミクロンメートルの高精度に仕上げられた研磨プレートです。 材質はNAK55またはNAK80で、硬度は37~43HRCとなっています。 6面がサーフェイス研磨...
金型デートマークセット-ダブルリングタイプ
金型デートマークセット-ダブルリングタイプは、インサイドアローと二重のリング構造で構成されています。二重のリングに書き込まれた文字情報を1つのデートマークセットで表示ができますので、省スペースでより多くの生産情報を成形品表面に転写させること...
ウレタンスプリング
ウレタンスプリングは、3プレート構造金型のランナーストリッパープレートと、型板の開きをサポートするための部品です。 通常は、ランナーストリッパープレートは、引張りリンクやプラーボルトによって、機械的に強制的に開くような構造が採用されています...
ピンポイントゲートブシュ-内径テーパタイプ
ピンポイントゲートブシュ-内径テーパタイプは、ピンポイントゲートの二次ランナー先端部の形状を、テーパ形状に設計したゲートブッシュです。 従来のピンポイントゲートの二次ランナー先端部の形状は、SR形状(球状)になっている場合が大半でしたが、成...
タグ:スプルー・ゲート
小頭六角穴付ボルト
小頭六角穴付ボルトCHBSは、通常のJIS規格の六角穴付ボルトよりも、頭の部分の直径が一回り小さく設計されているボルトです。 最近のプラスチック成形金型の小型化に伴って、金型部品の取り付けスペースも狭くなる傾向があり、ボルトの頭の直径が他の...
金型の冷却水穴の水垢による冷却効率の悪化
金型の冷却に水を使用する場合には、型板やキャビティの内面に冷却水を循環させるための水穴を加工します。 水穴の表面は、ガンドリルやエンドミルで機械加工された面になっていますが、成形加工をした後は水穴の中に残った水分が錆びたり、水垢が表面に付着...
高温金型の熱膨張
最近の射出成形用プラスチックは、高耐熱性、高強度を兼ね備えた素材が増えてきている結果、融点が高くなる傾向が顕著であり、したがって射出シリンダーの設定温度も高くしなければならない場面が増えてきています。 そのような傾向に沿って、金型の保持温度...
スプルーブシュのノズルタッチ部形状
スプルーブシュは、射出成形機の射出ノズルから溶融したプラスチックを、金型内へ誘導するための流路を確保するためのブシュです。ミスミからも各種のスプルーブシュが規格化されて販売されています。 スプルーブシュのノズルが接触する部分をノズルタッチ部...
タグ:スプルー・ゲート
MEMS、マイクロ化学システムと金型
MEMSとは(MIcro Electoro Mechanical Systems、マイクロ電気機械システム)であり、マイクロマシンや分析装置、反応装置などの機器がこの分野に含まれています。また、バイオテクノロジー(生物化学)やゲノムテクノロ...
タグ:エンドミル
硬質クロムめっき
キャビティやコアの表面は、成形材料から発生する揮発成分や、大気中の水分によって酸化したり(錆びる)、腐食する可能性があります。 キャビティの表面は、成形品の離型を考慮すると、丁寧に磨き上げられてピカピカの面の状態を保っていることが必要になり...
ガス抜きストレートコアピン
ミスミ「ガス抜きストレートコアピン」シリーズは、プラスチック射出成形の際に発生するガスやキャビティ内部のエアーを、排出促進するための部品です。 プラスチックは、溶融して金型内部へ充填される際に、高速で流動しながら狭いキャビティの中を走り抜け...
超精級角エジェクタピン
ミスミ「超精級角エジェクタピン」は、コネクターや電子部品用金型に最適な、超精密な角エジェクタピンです。 電子部品関係は、日を追って軽薄短小化が進んでいます。成形品をキャビティから離型させるためには、エジェクタピンが使用されますが、角エジェク...
タグ:エジェクタピン・スリーブ
位置決めストレートブロックセット-PL面取付・L寸ショートタイプ
ミスミ「位置決めストレートブロックセット-PL面取付・L寸ショートタイプ」は、金型の可動側-固定側の位置決めをより精密に実現するために開発された製品です。 プラスチック射出成形金型は、可動側と固定側に金型が開き、金型が閉じるときにガイドピン...
タグ:金型ガイド部品
ボス用コアピン-ガス逃げ穴付きタイプ
ミスミ「ボス用コアピン-ガス逃げ穴付きタイプ」は、成形品にボス形状を作りたい場合に最適なコアピンです。 プラスチック成形品には、位置決めの目的や他のプラスチック部品と熱かしめ融着をするために、ボス形状を設けることがあります。OA機器のハウジ...
バキュームユニット
ミスミ「バキュームユニット」は、プラスチックをキャビティの中へ充填する過程で発生するエアーやガス成分を、外部へ強制的に排出させるための新商品です。 「バキュームユニット」をエアーやガスを抜きたい部分の直下に装着し、その上にTSベンを設置して...
金型の破損事故の分析
金型を成形加工で使用している途中に、なんらかの原因で部品が破損したり、折れたりする事故が発生する場合があります。金型は機械ですから、機械を構成している部品がなんらかの原因によって破損することはありえることです。重要なことは、破損の原因がどこ...
金型の平均故障間隔(MTBF)とその改善方法
プラスチック射出成形金型は、量産の成形加工を行っておりますと、ある確率で初期故障や偶発故障に遭遇する可能性があります。 前回の講座では、故障期について解説しましたが、今回は、平均故障間隔(MTBF)について説明します。 MTBFとは、Mea...
DLCコーティング
DLCコーティングとは、ダイヤモンド・ライク・カーボン(Diamond Like Carbon)という、最近実用化がはじまった金属硬質皮膜のことです。 DLC皮膜の成分は、非晶質カーボンで、非常に硬く、耐摩耗性に優れています。 皮膜硬さは、...
ランナーロックピン(導入部付タイプ)
ランナーロックピン-ストレート・スタンダード(導入部付)タイプーは、ピンポイントゲート構造金型のランナーロックピンのバリエーションとして開発された商品です。 ピンポイントゲートは、一般に、3プレート構造金型を使用しますが、ゲートランナーを固...
タグ:スプルー・ゲート
スプリングガイド付きプッシャーピン
スプリングガイド付きプッシャーピンは、固定側(キャビティ側)に成形品が離型不良で残ってしまいやすい成形品のアシストをするために開発された部品です。 成形品の形状の関係で、固定側に肉盗み(肉逃げ)を設けなければならない場合等では、金型のパーテ...
凸文字タイプ刻印付きコアピン、ストレートエジェクタピン
刻印付きストレートコアピン-凸文字タイプ-は、成形品の表面に凹文字を転写させるために開発された商品です。 従来の刻印付きストレートコアピンを使用した場合には、所望する文字が成形品の表面から凸の状態で文字転写がなされていました。 成形品の表面...
スプルーブシュ-小型タイプ
小型電子部品や精密機械部品などの射出成形加工では、1個取り、2個取り、最大でも4個取り程度で小型モールドベースの金型を使用し、射出成形機の最大型締力も15~5トンクラスを使用する事例が急速に増えてきています。 成形品が微小化していますので、...
タグ:スプルー・ゲート
金型デートマークセット(ツバ固定式タイプ)
金型デートマークセットは、プラスチック射出成形品の表面に、製造年月日や樹脂の種類を転写するための部品です。 家電用品リサイクル法の施行や、プラスチック製品の分別回収などの対応を行う上では、重要な意義がある部品です。 ところで、従来の金型デー...
プラスチック射出成形のCAE解析
最近流行している新商品には、たくさんのプラスチック射出成形品が使用されていますが、そのいずれもが過去に生産された樹脂部品とは一味違っていて、特殊な形状や新しい樹脂を使用しており、過去の金型生産技術経験や射出成形加工経験では、対応が困難な事例...
金型の熱膨張
プラスチック射出成形金型は、金型の温度を20~200℃ぐらいの温度範囲に保つことが必要なので、常温とは温度差が生じますから、金型の部品は熱膨張(場合によっては熱収縮)することになります。 金型の組立て調整は、常温で恒温室でなされるのが一般的...
金型のメンテナンスの工夫
プラスチック射出成形金型は、成形加工を行った後で、分解清掃などのメンテナンス(保守点検作業)が必要です。 成形材料から発生する「やに」成分やガスが凝集したデポジットなどが、キャビティやコアの表面や分割面に蓄積します。 これらの成分は、金型の...