エジェクタピン・スリーブ
エジェクタピンとそのバリエーション
エジェクタピンは、プラスチック射出成形金型では成形品を金型から取り外すために必ずといって良いほど使われている基本部品になります。射出成形金型から成形品を取り出すときの成形品の温度は、一般的には50~300℃ぐらいの温度になっているので、人間...
金型部品の作動不良
プラスチック射出成形金型を成形加工で連続使用しているとエジェクタピン、エジェクタスリーブとセンターピンスライドコアなど移動する部品の一部が作動不良を起こす場合がります。 作動不良は、摺動面の異常磨耗によって引き起こされる場合が大半です。異常...
突き出し編(金型設計のチェックリスト)
今回は、プラスチック射出成形金型設計におけるチェックリスト、突き出し編です。 通常、金型のキャビティから成形品を取り出すためには、突き出し構造が必要になります。 以下に、成形品の突き出しに関する設計チェック項目を挙げてみます。 (1) 成形...
冷却穴付センターピン
ミスミ「冷却穴付センターピン」は、成形品のボス部や樹脂歯車の軸受部を離型させるために用いられる、エジェクタスリーブ構造に使用するセンターピンです。 深い穴形状をコアに彫り込んだ場合には、成形品を突き出す際に、一般のエジェクタピンだけでは離型...
プラスチック歯車成形用金型の基本構造
プラスチック歯車は、回転軸の伝達や制御に用いられる精密機構部品です。歯車の性能が悪いと回転が滑らかにならなかったり、騒音が発生したり、振動が起きたりします。 プラスチック成形品ですので、当然収縮や変形が生じる可能性がありますが、様々な不具合...
プラスチック成形金型のメンテナンス項目
プラスチック射出成形金型は、量産成形加工を続けていく途中で、部品の磨耗や破損などが必ず発生します。そのような場合には、部品交換や補修によるメンテナンスを行う必要があります。 メンテナンス事項には、一般的に下記のような内容があります。 ・ パ...
焼き入れと質量効果
コアピンやエジェクタピンなどの特殊鋼製プラスチック射出成形金型用部品の多くは、焼き入れをして硬度を上げ、強度を改善して使用されています。 鋼材の焼き入れは、炭素鋼特有の変体温度以上の温度域から急冷することにより、マルテンサイト組織を得る熱処...
ガス抜きストレートコアピン
ミスミ「ガス抜きストレートコアピン」シリーズは、プラスチック射出成形の際に発生するガスやキャビティ内部のエアーを、排出促進するための部品です。 プラスチックは、溶融して金型内部へ充填される際に、高速で流動しながら狭いキャビティの中を走り抜け...
超精級角エジェクタピン
ミスミ「超精級角エジェクタピン」は、コネクターや電子部品用金型に最適な、超精密な角エジェクタピンです。 電子部品関係は、日を追って軽薄短小化が進んでいます。成形品をキャビティから離型させるためには、エジェクタピンが使用されますが、角エジェク...
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小型成形、マイクロ成形
プラスチック射出成形機の型締め力が5~20トンクラスの小型成形機が、国内外で好調に導入されるようになってきています。 これらの小型成形機を使用して、微細で精密な樹脂成形品を生産する需要が急速に伸びているためです。 また、さらに1ランク小さな...
離型抵抗と成形品取り出し
成形品を金型から取り出すためには、一般的にエジェクタピンやストリッパープレートを使用します。 成形品を取り出すためには、成形品が金型に密着して残存しようとする力(離型抵抗)よりも大きな力で成形品を移動させる必要があります。 成形品が金型から...
金型の平均故障間隔(MTBF)とその改善方法
プラスチック射出成形金型は、量産の成形加工を行っておりますと、ある確率で初期故障や偶発故障に遭遇する可能性があります。 前回の講座では、故障期について解説しましたが、今回は、平均故障間隔(MTBF)について説明します。 MTBFとは、Mea...
ガス焼けの原因と対策
プラスチック射出成形では、細いリブの先端部等にガス焼けが発生し、成形品の一部が黒変し炭化してしまう現象が見られる場合があります。 ガス焼けの発生メカニズムは、金型のキャビティ内部の空気が、キャビティ内部に流入してきた溶融プラスチックによって...
DLCコーティング
DLCコーティングとは、ダイヤモンド・ライク・カーボン(Diamond Like Carbon)という、最近実用化がはじまった金属硬質皮膜のことです。 DLC皮膜の成分は、非晶質カーボンで、非常に硬く、耐摩耗性に優れています。 皮膜硬さは、...
スプリングガイド付きプッシャーピン
スプリングガイド付きプッシャーピンは、固定側(キャビティ側)に成形品が離型不良で残ってしまいやすい成形品のアシストをするために開発された部品です。 成形品の形状の関係で、固定側に肉盗み(肉逃げ)を設けなければならない場合等では、金型のパーテ...
凸文字タイプ刻印付きコアピン、ストレートエジェクタピン
刻印付きストレートコアピン-凸文字タイプ-は、成形品の表面に凹文字を転写させるために開発された商品です。 従来の刻印付きストレートコアピンを使用した場合には、所望する文字が成形品の表面から凸の状態で文字転写がなされていました。 成形品の表面...
金型のメンテナンスの工夫
プラスチック射出成形金型は、成形加工を行った後で、分解清掃などのメンテナンス(保守点検作業)が必要です。 成形材料から発生する「やに」成分やガスが凝集したデポジットなどが、キャビティやコアの表面や分割面に蓄積します。 これらの成分は、金型の...
成形品の突き出し
成形品を金型のコアから取り出すためには、一般的にはエジェクタピンが使用されています。 エジェクタピンの配置、本数、形状、突き出し手段等が適切に考慮されている金型では、成形品を理想的な形で取り出すことができます。 具体的には、下記のポイントを...
超精級ストレートエジェクタピン
超精密金型を設計し、金型を立ち上げねばならない場合、キャビティ・コアの設計や機械加工には、細心の注意を払わねばなりません。 しかし、うっかりしてしまうのが、エジェクタピンの取り付け孔の加工精度と、エジェクタピン自身の寸法精度です。 エジェク...
タグ:エジェクタピン・スリーブ
エジェクタプレート早戻し装置
「エジェクタプレート早戻し装置」は、エジェクタプレートを、金型のパーティング面が閉じるよりも前に、元の位置へ復帰させるための装置です。 金型の構造によっては、スライドコアの移動ストロークの途中にエジェクタピンを配置しなければならない場合があ...
U曲げのストリッピング変形(曲げ加工の問題点と対策 その2)
U曲げ加工は、製品がパンチを両側から挟み込むように曲げられます。通常はスプリングバックがありますから、製品は比較的簡単にパンチから外れます。そのためパンチから製品外しの機能を持たない金型も多くあります。 ところが、【図1】に示すような曲げ半...
金型のメンテナンスのポイント
プラスチック射出成形金型は、量産の成形加工で使用されますと、摩耗や錆び等の原因によって金型の機能が低下してゆきます。これらの機能低下を修復するためには、メンテナンス(保守管理)が必要です。 プラスチック射出成形金型のメンテナンスの重要ポイン...
タグ:ばね・スプリングエジェクタピン・スリーブ金型ガイド部品スプルー・ゲートキャビティ・コア金型冷却・断熱化学製品設備保全
プラスチック射出成形機の金型関連寸法(その4)
<JIS B 6701-1992> 「プラスチック射出成形機の金型関連寸法」 (5)押出ロッド穴 5.1 押出ロッド穴の配置 押出ロッド穴を可動盤に設ける時は、【図】の配置による。 5.2 押出ロッドの直径 押出ロッドの直径は、30mm又は...
二段突き出し構造
二段突き出し構造とは、成形品をコアから突き出す際に、2回の突き出し工程を行うことができる構造のことです。 一般の射出成形金型では、1回の突き出ししか行いませんが、二段突き出し構造は、金型内部に時間差をおいて2回の突き出しを行わせることができ...
ストリッパープレート突き出し構造
ストリッパー突き出し構造は、成形品にエジェクターピンの跡が残ってはいけない場合などに採用される突き出し構造です。 【図1】に示すようなアクリルやポリカーボネート等の、透明な光学用途部品などに採用されています。 【図2】には、ストリッパー突き...
エジェクタピンの座屈に対する強度計算演習
オイラーの式を使って、エジェクタピンの座屈に関する強度計算の演習を行ってみましょう。 問題 【図】に示すストレートエジェクタピンの座屈強度について検討してください。 ただし、エジェクタピンの材質はSKH51とし、硬度は58~60HRCとしま...
エジェクタピンの座屈に対する強度計算
エジェクタピンには、溶融したプラスチックがキャビティ内に充填される際に、ピンの先端部に圧力が作用します。 エジェクタピン自体は、細長いピン形状をしていますので、このような形状の端部に強い圧縮荷重が作用しますと、ピンの途中から曲がったり、破壊...
エアベントの設け方
金型のキャビティ空間には、空気が存在しています。射出成形では、キャビティ空間に溶融したプラスチックを充填するわけですが、言い換えれば、空気と溶融プラスチックを置き換える工程であるとも表現できます。 したがいまして、空気を効率的にキャビティの...
曲げ応力のケーススタディ
コアピンの曲げ応力についてケーススタディを行います。 前回までに曲げに関する基礎知識を解説いたしましたので、今回は、ケーススタディを行ってみたいと思います。 問題 【図1】に示すピンの根本には、最大でどのぐらいの曲げ応力が作用しているか? ...
金型部品の熱膨張(計算例)
前回解説した金型部品の熱膨張について、ケーススタディを行ってみましょう。 問題 20℃の機械加工室において製作されたコアピンの全長が30.52mmであった。このコアピンを150℃に昇温させた場合、熱膨張によりどのぐらい伸びるか? ただし、コ...
コアピンの樹脂圧力による曲がり
コアピンの樹脂圧力による、曲げ変形の基本計算式の考え方を説明します。 射出成形では、キャビティ内部に高い充填圧力が作用しますので、コアピンなどの細長い形状部品は、変形したり、場合によっては折損する事故が発生します。 コアピンに作用する圧力は...
成形品の穴の作り方
今回は、成形品に穴を作りたい場合の金型の基本構造について解説をします。 成形品に穴を作るためには、キャビティやコアピンにより、樹脂が流れ込まない部分を形成する必要があります。その基本構造例を【図1】に例示します。 A.突き当て構造 この構造...
エジェクタピン用ブシュ
生産ショット数の多い金型では、エジェクタピン穴が磨耗し、成形品にバリが発生することがあります。 バリの修正のためには、金型の可動側コアの入れ子修正や、新規製作による交換が主に採用される方法ですが、いずれも多大な時間と修正コストが必要になりま...