金型温度
金型のしぼ加工
プラスチック成形品の表面に意図的に凹凸や模様を転写することがしばしば用いられています。成形品の表面に凹凸等を付加することで、次のような効果を得ようとしています。 滑り止め効果 光沢防止 視覚的高級感増加 摩擦抵抗増加 密着防止 保水効果・撥...
PET樹脂
PET樹脂とは、ポリエチレンテレフタレート樹脂の略称です。 PET樹脂は、溶融温度が270℃近辺で、成形温度は、270~280℃であり、比較的高温で射出成形を行います。この樹脂の特徴の一つとして、流動性があります。融点以上では流動性が良好で...
射出成形機の成形条件(その1)
1.射出成形機の成形条件 プラスチック射出成形機を操作して実際の射出成形加工をするためには成形材料、金型とを用いて成形品の仕様にマッチングさせた状態の成形品を加工しなければなりません。単純に金型内に溶けたプラスチックを射出注入し、固化させて...
射出成形金型の温度コントロール
プラスチック射出成形金型では、溶けたプラスチック材料を流動状態のまま金型の内部へ流入させてキャビティ内を充填し、充填完了後は冷却固化させて、成形品の形状に固定させるプロセスを経ることになります。 この一連のプロセスの中で、流動状態の間はキャ...
シクロオレフィンポリマーの応用例
シクロオレフィンポリマーは、透明度が優秀で、耐熱性があり、金型の表面転写性も良好なため、レンズ類の射出成形品として採用事例が増えてきています。 フラットパネルディスプレイ(FDP)用導光板、光ピックアップレンズ、ディスクなどの光学部品に多用...
LSR(液状シリコーンゴム)成形金型
LSR(液状シリコーンゴム)は、加硫ゴムを代替する軟質素材として廃棄物環境対策や人体安全性の観点から注目されている素材です。 この素材は、原材料コストが高いために高付加価値成形品には使用されるものの、一般的な安価な成形品には使用されにくい傾...
最近成長が目立つプラスチック材料
プラスチック原材料の中でも最近、射出成形材料として使用される頻度が多くなっている材料としては、次のようなものがあります。当然に、これらの材料を使用する金型の新規生産も、増加していると考えて良いと思います。 (1)ポリカーボネイト(PC) 国...
耐熱ポリ乳酸樹脂の射出成形
生分解性プラスチックの代表的な樹脂の一つとしてポリ乳酸があります。ポリ乳酸は、植物由来の生分解性プラスチックで、以下の合成プロセスによって化学合成され、また生分解作用によってリサイクルがなされます。 ポリ乳酸は、比較的硬く、ポリスチレン程度...
半芳香族ナイロン
ポリアミド樹脂は、一般名称として「ナイロン」と呼ばれていますが、(ナイロンは米国Dupont社の商品名です)、6-ナイロンや66-ナイロンを代表として、各種の材料が射出成形でも使用されています。 ナイロンは、強度、耐薬品性、電気特性が良好で...
生分解性プラスチック2
生分解性プラスチックは、土中や大気中のバクテリアや微生物によって、生物学的に分解されるプラスチックのことです。 従来の石油化学によって合成されるプラスチックは、微生物によって分解されることはなく、半永久的に廃棄物として残存するものと考えられ...
光沢不良(成形不良の解決対策)
成形品の表面は、キャビティの表面が転写されて美しい形状と光沢が得られるのが理想ですが、場合によっては表面の光沢がくもっていたり、光沢むらが発生することがあります。 特に化粧面であって外観品質が重要な成形品では、光沢不良は重大な欠陥になってし...
成形サイクルと冷却時間
プラスチック射出成形金型では、成形品を所望の品質で生産するための機能が求められますが、それと同時に最小限の生産コストで生産可能であることも要求されます。 プラスチック射出成形加工の成形サイクルは、下記のように定義されます。 成形サイクル(s...
金型部品の熱膨張
プラスチック射出成形金型用部品の熱膨張について、基本知識を解説します。 プラスチック射出成形金型は、適正なキャビティ表面温度に保持するために、30~150℃の温度に保温されます。 他方、スプルー、ランナー、キャビティには溶融樹脂が流入し、1...
樹脂の流動比(L/t)について
樹脂をキャビティ内に充填させるためには、射出シリンダーから圧力を加えながら押し込んであげる必要があります。 樹脂は、加熱されて溶融している状態では、粘り気のある(粘性のある)流体となっています。しかし、粘性は、樹脂がスプルー、ランナーを流れ...
主要なプラスチック材料の成形収縮率の目安(その2)
前回説明しました、代表的なプラスチック材料についての成形収縮率の目安について、追加をしたいと思います。今回は、エンジニアリングプラスチック(通称エンプラ)をまとめています。 別表には、主要な熱可塑性プラスチックとその成形収縮率、キャビティ表...
主要なプラスチック材料の成形収縮率の目安(その1)
プラスチック射出成形金型の設計をするためには、成形収縮率の決定が重要であることはすでに説明をしましたが、今回は、代表的なプラスチック材料についての成形収縮率の目安について説明をしたいと思います。 【表1】には、主要な熱可塑性プラスチックとそ...
成形収縮現象とは?
熱可塑性プラスチックの射出成形加工では、成形収縮現象を利用して所望の寸法の成形品を得ることができます。成形収縮とは、金型のキャビティ内部に充填された溶融樹脂が、冷却されて固化する際に、体積が収縮する現象のことです。 この収縮する度合いを「成...