無給油ブッシュ
無給油ブッシュの負荷荷重計算事例(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
無給油ブッシュに加わる負荷荷重の事例の計算(その1) 無給油ブッシュに加わる負荷荷重の事例の計算(その2) 無給油ブッシュに加わる負荷荷重計算事例(その1) 図1に示す すべり軸受 で支えられた回転軸受に加わる負荷荷重を次の手順で算出する。...
無給油ブッシュの負荷荷重(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
負荷となる支持荷重の算出は許容面圧の考え方で行う。これは 無給油ブッシュ が軸受面で支持することができる面圧(負荷される最大荷重を投影面積 内径×全長で割った値)が最大許容面圧を超えない範囲で使用することである。計算例として、図1に示すよう...
ボールベアリング(転がり軸受)との違い(無給油ブッシュとは)
無給油ブッシュ はすべり動作によって回転と直線の2軸の動きを行う機械要素であり、この動作を転がり軸受で得る機械要素は ロータリーボールスプライン と呼ばれる。図1に両機械要素の軸方向の断面図を示す。 図1.無給油ブッシュとロータリーボールス...
無給油ブッシュの仕組み(無給油ブッシュとは)
無給油ブッシュ を使用する構造は図1のようにシンプルである。 図1.無給油ブッシュを使用する構造 この機械構造を採用する際、ユーザーが決めなければならない項目は表1に示す。 表1.ユーザー決定項目と内容 ユーザー決定項目 内容 無給油 ブッ...
無給油ブッシュの寿命(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
長期間使用した 無給油ブッシュ を使用している摺動部で、期待する性能が得られなくなった時、原因は無給油ブッシュの寿命と考えて良い。事例として無給油ブッシュの摩耗による寸法変化が発生し、軸受け隙間が設計値よりも大きくなり、軸受部でガタが生じる...
無給油ブッシュを使用した機構の構造(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
軸のブロック固定構造 ハウジングの同軸度を出す構造 軸のブロックへの固定構造 ブロック穴へ 軸 を固定するために 止めねじ を用いる際、ねじが当たる位置に平面取り、または段付き加工する。目的はねじ固定によって軸の表面に傷がつき、ブロック穴か...
無給油ブッシュのすき間の実現(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
無給油ブッシュ のすき間は性能に影響を及ぼすので、使用する 軸 と ハウジング を適切な位置関係で組み立てなければならない。無給油ブッシュと軸の位置関係を適切な位置に配置するための考え方/方法について説明する。 図1に無給油ブッシュを装置に...
無給油ブッシュのすき間と軸(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
無給油ブッシュ の内径と 軸 の外径の差であるすき間は無給油ブッシュによる案内動作に影響を及ぼす。この項目と内容について表1に示す。 表1.無給油ブッシュ内径と軸外径のすき間の影響 項目 内容 摩擦係数 摩擦係数はすき間が小さくなれば大きく...
無給油ブッシュの選定(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
無給油ブッシュ を選定する際、仕様値である荷重と速度を満足させなければならない。また、仕様実現に伴って生じる組立性も合わせて実現可能なることを確認しておかなければならない。ユーザーが事前に決める項目と内容、検討の手順を表1に示す。 表1.金...
無給油ブッシュと軸の構造(無給油ブッシュの選定と荷重計算)
軸本数と 無給油ブッシュ 個数によっての構造説明と調整法について説明する。 表1.無給油ブッシュと軸の構造 無給油ブッシュと軸の構造 内容 すき間実現のための方法 機械加工 組立調整 構造 1本軸に1個の 無給油ブッシュ 機械加工によりすき...
形状 ハウジングタイプ 特徴使用事例(無給油ブッシュの種類)
無給油ブッシュ は軸を受けるための部品であるが、実際に機械などに組付けるにはハウジングが必要になる。 ハウジングタイプ は、無給油ブッシュがユニットとして製品化されているため、ハウジングの設計が必要なく組付け時間も必要ないのでコストの削減に...
形状 フランジタイプ 特徴使用事例(無給油ブッシュの種類)
無給油ブッシュ の フランジタイプ に関する特徴や使用する上での注意点を説明する。 フランジタイプの無給油ブッシュを使った組み立て事例 フランジタイプの無給油ブッシュとは フランジタイプの無給油ブッシュメリット・デメリット フランジタイプの...
形状 ストレートタイプ 特徴使用事例(無給油ブッシュの種類)
ストレートタイプ はすべての 無給油ブッシュ に準備されている汎用的な形状である。事前に穴位置の精度を機械加工で保障するか、組立調整で保障するかを設定したのち、固定方法を設定する必要がある。 固定方法は図1に示しており、圧入と固定板を用いて...
潤滑の仕組み(無給油ブッシュの種類)
一般的な軸受は潤滑油を必要とし、定期的に給油が必要になる。しかし 無給油ブッシュ は、自己潤滑性がある材質を使うことで、無給油で使用できる。その潤滑の仕組みは、潤滑油を含浸させた素材を使い、摩擦熱によって温められた潤滑油が溶け出して潤滑をす...
無給油ブッシュの使用機器(無給油ブッシュ使用例)
無給油ブッシュの使用例を図1に説明する。 図1.使用例 名称 動作図 内容 プランジャー構造 ボディに内蔵されたばねによる可動子の上下移動により、凹部ベースに加工された切欠きにその先端が移動する動作を行う無給油ブッシュは内側の摺動部に用いて...
無給油ブッシュの使い方(無給油ブッシュ使用例)
無給油ブッシュの使い方(1) 直線移動台の案内 無給油ブッシュの使い方(2) ローラー軸の案内 無給油ブッシュの使い方(3) 移動台の直線運動と回転運動の案内 無給油ブッシュの使い方(1)直線移動台の案内 図1.直線移動台 使い方のポイント...
形状 つば付きタイプ 特徴使用事例(無給油ブッシュの種類)
つば付きタイプ は ストレートタイプ 同様、すべての 無給油ブッシュ に準備されている汎用的な製品。固定法を図1に示す。 図1.つば付きタイプの無給油ブッシュの固定法 つば付きタイプは回転運動と軸方向の拘束をつばによって同時に行う製品として...
材質:樹脂(無給油ブッシュの種類)
無給油ブッシュの材質には金属と樹脂の2種類がある。今回は、樹脂製の無給油ブッシュについて、その特徴やメリット・デメリットについて紹介する。 樹脂タイプの無給油ブッシュとは 樹脂タイプの無給油ブッシュのメリット・デメリット 樹脂材と焼結材の違...
材質:複層系(無給油ブッシュの種類)
複層の滑り軸受 は、裏金に層状に数層の材料を重ねて使用する構造である。図1は、 F.P.BOWDENが示したものである。 図1.摩擦によるせん断力と材質 すなわち、金属と金属が接触した場合の摩擦力(F)はこれらの接触面積(A)とせん断力(τ...
材質:金属(無給油ブッシュの種類)
無給油ブッシュ の材質には、大きく分けて2種類ある。ひとつは金属のブッシュで、もうひとつが樹脂のブッシュである。今回は、金属タイプの無給油ブッシュについてメリット・デメリットや特徴について紹介する。 金属タイプの無給油ブッシュとは 金属タイ...
関連工具(無給油ブッシュのメンテナンス)
無給油ブッシュ を組み立てる際、ハウジングに固定して使用する。固定方法は主に2種類ある。 表1.無給油ブッシュ 固定方法 固定方法 内容 圧入 無給油ブッシュとハウジングの間に隙間がない方法。ハウジングが回転する場合その半径方向の荷重が、当...
モーメント荷重による不具合の可能性(無給油ブッシュのメンテナンス)
無給油ブッシュ にモーメント荷重をかけて使用してはならない。無給油ブッシュに加える荷重は軸受け面に対し並進力のみである。無給油ブッシュにモーメント荷重をかけた場合、無給油ブッシュと 軸 と接触する端部に過大な力が加わることになる。この部分が...
無給油ブッシュのトラブル事例
不具合事例1:手動式上下移動機構の場合 不具合事例2:回転クランク機構の場合 不具合事例3:無給油ブッシュ圧入後の回転・抜け防止の場合 不具合事例1:手動式上下移動機構の場合 図1の装置は 手動ハンドル の回転にねじを用いて、直線運動に変換...
無給油ブッシュハウジングの構造(無給油ブッシュのメンテナンス)
無給油ブッシュは基本的にメンテナンスフリーで使用可能だが、負荷荷重、滑り速度の増大および摩耗量の減少が目的であれば、定期的な 潤滑油 の注油が必要である。 無給油ブッシュ は、粉塵や水分等、軸受部分に外部からの異物浸入を防ぐ目的であれば、シ...
無給油ブッシュの使用分野と使用機器(無給油ブッシュとは)
実際に 無給油ブッシュ が身の回りのどのような分野でどのような機械に使用されているのか、表1で使用環境別に使用されている無給油ブッシュについてその分野、使用部などを紹介する。 表1.無給油ブッシュの使用分野や使用時の条件・ポイント 分野 使...
各種直動機構部品との違い(無給油ブッシュとは)
直線運動をする際にも摩擦は発生する。その摩擦を低減するための機械装置があり、その装置で精密な位置決めをするときに使われるのが主に転がり摩擦を利用した直動機構部品である。(直動とは、直線運動のこと。まっすぐに直線運動をするときの、摩擦を低減さ...
無給油ブッシュの基礎(無給油ブッシュとは)
無給油ブッシュ とは「無給油」あるいは「給油回数を少なくできる」すべり軸受である。無給油ブッシュの特徴と歴史を絡めて紹介する。 無給油ブッシュのとは? 無給油ブッシュの歴史 無給油ブッシュの特徴 無給油ブッシュと他のすべり軸受との比較 無給...
リニアブシュとその他の直動軸受(リニアブシュを使いこなそう-1)
直動案内は、移載・搬送・位置決め・組立などの自動化における運動要素のなかで最も多用されるものです。ここでは、[1] リニアブシュ、[2] リニアガイド、[3] 無給油ブシュの3種類の直動案内を比較解説しながら、リニアブシュの使いこなし法を解...
セットカラーとシャフトの組合せ(シャフトの使用事例)
セットカラーは、シャフトや円形支柱などの円筒形状の位置決めに便利な部品です。ここではシャフトの停止位置決めの使用事例を紹介します。 事例1(【図1】の場合) ダンパ付セットカラーによる、シャフトストッパ機構について解説します。 この事例は、...
シャフトを用いた直動機構(シャフトの使用事例)
棒形状のシャフトは機械加工で最も外径精度を出しやすいシンプルな形のため、高い精度の直動案内に使用されます。ミスミのシャフトは次の特徴を持っています。 * ほとんどガタのない精密な運動が要求される「はめあい公差:g6」、またはグリース潤滑、油...
銅と銅合金(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-20)
銅と銅合金は材料強度が弱いので、 LCA(ローコストオートメーション) の構造部材にはほとんど採用されませんが、鉄やアルミニウム系金属と異なる性質を持っています。LCAに使用される素材の種類は、ほとんどが圧延処理された板材(伸銅品)ですが、...
標準部品選定の実際(搬送のLCA:ローコストオートメーション)
「 非円形歯車の応用例(搬送のLCA:ローコストオートメーション) 」の非円形歯車とリンク機構の LCA(ローコストオートメーション) を例題として、ローコスト化と短納期化を実現させる標準部品仕様選定について解説します。 LCAが使われる環...
電動式射出成形機用の金型設計
350t以下の型締力の射出成形機では、全電動式射出成形機が急速に普及しています。全電動式射出成形機の持つ優れた特徴を最大限に引き出すためには、下記のポイントに留意した金型設計が重要になります。 (1)精密な位置決め 全電動式射出成形機では、...
シャフトとリニアブシュ(しゅう動案内の解説-その3)
シャフトとリニアブシュの組み合わせの直線しゅう動案内機構は、非常に多用されます。 LCA(ローコストオートメーション) メカニズム例を参照して下さい。 シャフトとリニアブシュには、それぞれ取り付け加工を必要としますが、標準品(例えば、ミスミ...
各種しゅう動案内の紹介(しゅう動案内の解説-その1)
しゅう動案内の基本構造は、移動の軌跡を拘束する案内(軸、レールとも言います)と可動体(軸受けとも言います)で構成され、次の性能が要求されます。 可動体重量をささえる。 可動力が小さく安定している。 高速運動や急停止運動の条件下でも狙った案内...