パンチ・ダイ
しごきバーリング バーリング加工(3)
しごきバーリングは板厚より小さいクリアランスを用いて加工します(【図1】参照)。普通バーリングではフランジ部の厚さが先端に行くほど薄くなりますが、クリアランスを小さくすることで材料は圧縮され、均一な厚さのフランジが作られます。クリアランスは...
普通バーリング バーリング加工(2)
普通バーリング加工は、材料の板厚と同じ寸法でクリアランスを取り、加工するバーリングです。製品図に表されるバーリング寸法は、穴径(通常はパンチ径に相当する径)と高さが示されています。この寸法を元にして【図1】に示すような形に置き換えて、下穴の...
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バーリング加工(1)
バーリング加工は【図1】に示すように、穴の縁にフランジを成形する加工方法です。 穴フランジ加工と呼ばれることもあります。伸びフランジ成形です。バーリングは丸形状のイメージが強いですが、穴の縁にフランジを作る形であれば、四角や楕円の穴であって...
絞り製品のトリミング(縁きり)
絞り製品のトリミングで、【図1】に示すようなフランジを持ったものでは、フランジ部分を普通の抜き条件で加工すればよく、特に問題となることはありません。 しかし、フランジのない絞り形状ではトリミングが問題となることが意外とあります。カムや特別な...
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絞り加工のクリアランス
絞り加工では、【図1】に示すように、元の素材板厚(t1)より、絞り側壁は厚くなります。ブランク径(D)は絞りの進行とともに縮小しますが、その反動として、板厚が増加します。絞りの縁(t2)が最も大きくなりますが、その厚さは、図1に示した式で求...
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絞りキズ(絞り加工の現象・原因・対策 その9)
絞り加工では、金型の摩耗で時間とともにキズが少しずつ成長するのは自然な姿です。しかし、自然とはいえないキズもあります。そのような内容について解説します。 【図1】はたてキズです。絞りキズの代表的なものです。絞り加工時はダイと材料の間に加工油...
絞り側壁の変形(絞り加工の現象・原因・対策 その8)
絞り製品の側壁にリング状の凹凸ができる現象です。【図1】のようなイメージになります。この現象は絞りの進行行程では、材料はパンチ、ダイに挟まれているので当たり前のことですが、発生しません。絞りの行程の進行が下死点まで達した後の、戻り行程で発生...
絞り底の変形(絞り加工の現象・原因・対策 その7)
絞り製品の加工で、絞りの底が【図1】に示すように凹んだり、膨らんだりする不具合現象があります。底部は置いたときの安定や印刷などに影響があります。 絞り底部の面状対の変化で、底部が凹むものは絞り行程が終わり、製品の中よりパンチが抜けていくとき...
絞り側壁のリングマーク(絞り加工の現象・原因・対策 その5)
絞り加工で【図1】に示すように、側壁部分にリング状のマークができることがあります。このマークは「ショックマーク」と呼ばれることもあります。 初絞りのさいにできるリングマークは、ダイRが小さい状態で絞ったときに発生します。絞り初期に材料が伸ば...
絞り加工の割れ(絞り加工の現象・原因・対策 その4)
円筒絞りで最も多い割れが、【図1】に示す「底抜け」と呼ばれる割れです。材料はダイ面を移動しながら変形して、ダイに入り、ダイ形状に成形されます。このとき、材料はダイ面の移動中には周方向の圧縮を受け、ダイ肩部では曲げ変形を受けます。共に材料の変...
側壁しわとボデーしわ(絞り加工の現象・原因・対策 その3)
円筒絞りで、【図1】に示すように側壁部分に発生するしわがあります。口辺しわはダイR部分のみに現れますが、側壁のしわはダイR部下から側壁にかけて発生します。パンチR部から少し上にかけての発生は少ないです。 このしわの発生原因は、絞りクリアラン...
口辺しわ(絞り加工の現象・原因・対策 その2)
フランジのない円筒絞りで、絞り終わりの部分でしわが発生することがあります。このような形のしわを口辺しわと呼びます。【図1】に示すようなイメージです。絞り加工ではしわが発生すると、そのしわを直すことはできません。どのような状態にあってもしわが...
絞り加工の現象・原因・対策(その1)
フランジ付き円筒絞りは絞り加工の基本です。この絞り加工では【図1】に示すようなしわが発生することがあります。絞り途中でしわが発生すると、絞りきることができないで底もぬけてしまうこともあります。このようなしわはブランクから最初に絞る工程で発生...
ボタンダイ(2)(標準部品の使い方 その20)
金型は切れ刃の痛み(バリの増加)に伴って再研磨を行い、切れ刃を再生します。金型の再研磨の方法には、プレート全体を研磨する方法と、入れ子部品のみを研摩する方法があります。プレート全体を研磨する方法は、プレートはその都度薄くなっていきますが、ボ...
ボタンダイ(標準部品の使い方 その19)
ボタンダイは、ダイプレートにインサート部品(入れ子)として組み込んで使用します。焼き入れしないダイプレートに入れ子として使用し、金型製作を容易にしたり、金型メンテナンスを行いやすくするために、または長い寿命を求めて使用します。 【図1】が、...
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ミスフィード検出ユニット(標準部品の使い方 その18)
ミスフィード検出ユニットとパイロットの関係を【図1】に示します。 ミスフィード検出は、パイロットが送られてきた材料の位置修正ができない状態になったときに作動するようにセットします。したがって、パイロットに先行して働かせるため、パイロットより...
ブロックパンチ(標準部品の使い方 その15)
丸以外の形状では、パンチプレートへの植え込み部(シャンク部)を四角または異形状にすることが多くなります。ブロックパンチの代表的な形を【図1】に示します。 (a)は、ストレートタイプのものです。パンチ断面が大きいときのもので、作りやすい形です...
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丸パンチ(3)(標準部品の使い方 その14)
丸穴の抜き加工では、トラブルとしてかす上がりがあります。その対策の最も手っ取り早い方法が、上がってこようとする抜きかすを強制的に押し下げてしまうことです。この目的で作られたパンチが、【図1】に示しますジェクタパンチです。このパンチが使えれば...
丸パンチ(2)標準部品の使い方 その13)
【図1】に示すショルダーパンチは、シャンク径(D)以外の部分は、ある程度の範囲で自由に変更が可能な規格となっています。 刃先形状も多様な対応が可能となっています。材質はSKD11相当、SKH51及び粉末ハイス、超硬合金があり、刃先部分のラッ...
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丸パンチ(1)(標準部品の使い方 その12)
丸パンチのJISは、S分類の「工具」の中の「金型」に分類されています。JIS番号はB5009です。名称は当初は「プレス型用丸パンチ」とされていましたが、現在は「プレス型用つば付きパンチ」と改称されています。 当初のJISでは【図1】に示す2...
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ストロークエンドブロック(ハイトブロック)(標準部品の使い方 その10)
ストロークエンドブロックは【図1】(a)(b)に示すような形で使用します。(a)の形の使い方が多いと思います。 ストロークエンドブロックは、金型の下死点を決めるための部品ですが、一度決めてしまえばそれでよいと言うものではありません。金型によ...
ヘミング形状(曲げ加工のいろは その10)曲げ形状と加工(4)
【図1】にヘミング曲げ形状を示します。ヘミング(折り返し曲げ)は端部の強化や手等が触れたときに、なめらかなタッチとなるようにしたい(含む安全化対策)ときに使用します。接合手段として使うこともあります。 【図2】は、2工程曲げの工程です。鋭角...
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カール形状(曲げ加工のいろは その9)曲げ形状と加工(3)
【図1】にカール曲げ形状を示します。カールは端部の強化や手などが触れたときに、なめらかなタッチとなるようにしたい(含む安全化対策)ときに使用します。 加工工程の特徴としては、1工程目の先端曲げ(ニップ曲げともいう)です。この工程によって、加...
Z形状(曲げ加工のいろは その8)曲げ形状と加工(2)
Z曲げ形状を【図1】に示します。Z形状は垂直部分の長さ(H)寸法によって加工方法が変化します。 【図2】は1工程での加工方法の種類を示しています。 (a)は、最も簡単な構造での加工方法です。H寸法が板厚の数倍程度と小さい時に使われます。 (...
L・U形状(曲げ加工のいろは その7)曲げ形状と加工(1)
【図1】に、L形状とU形状の曲げを示しました。この形状の加工方法について説明します。L形状が基本となると思います。加工方法については、【図2】に示すような方法があります。V曲げ加工とL曲げ加工です。 V曲げは、最も簡単なL形状の曲げ方法とい...
絞り金型の構造:絞りトリミング型(金型構造のいろは その24)
絞り加工では材料の異方性によって変形します。たとえば円形ブランクから円形絞りをすると、フランジは丸くならず四角に近い形になります。フランジの無い絞り形状では耳が発生して、縁は波打ちます。この様に、形状の崩れたものを切り直してきれいな形状にす...
絞り金型の構造:逆再絞り型(金型構造のいろは その23)
逆再絞りを【図1】「加工内容」の図で説明します。加工前の形状は普通の絞り加工で作ります。その形状を加工途中の図のように、外側が内側になるように絞っていきます。 加工後の製品は、加工前の形状の内側が外形になります。このようにすることで製品の材...
絞り金型の構造:再絞り型2(金型構造のいろは その22)
再絞り加工も回を重ねると、径の減少率は小さくなります。そのために内径ガイドが弱くなり破損しやすくなるために使えなくなりますが、径の減少率が小さいために絞り側壁部分の座屈の心配が無くなるので問題はないのです。このような再絞り型構造を【図1】、...
絞り金型の構造:再絞り型1(金型構造のいろは その21)
絞り加工では、1回に絞れる(径を小さくできる)割合には限度があります。そのために、何回かの絞りを重ねて目的の径にします。この繰り返し行う絞り加工を「再絞り」と呼びます。再絞りに使用する金型を「再絞り型」と呼びます。初絞りの次当たりの工程では...
絞り金型構造:抜き絞り型(金型構造のいろは その20)
抜き絞り型は、ブランク抜きと初絞りを組み合わせた複合金型です。 【図】(a)は上向き絞りの構造です。【図】では固定ストリッパ構造を示しましたが、ストリッパを上型に付ける可動ストリッパ構造もあります。加工のイメージは「加工内容」として示した図...
絞り金型構造:上向き絞りの初絞り型(金型構造のいろは その19)
パンチ下、ダイ上の逆配置構造を用いた絞り金型構造です。金型構造を【図1】に示します。 絞り加工では大変よく使われています。この構造では、しわ押さえをブランクホルダと呼ぶことが多いです。しわ押さえにブランクの位置決めを作っているためです。 加...
絞り金型の構造:下向き絞りの初絞り型(金型構造のいろは その18)
可動しわ押さえ付きの絞り落とし構造の金型に、ノックアウトを組み込んだ構造です。【図】に構造を示します。 この構造ではブランクからフランジ付きの円筒絞り、またはフランジの無い円筒絞りのどちらにも使用できます。また、パンチとノックアウトで材料を...
絞り金型の構造:絞り落とし初絞り型(金型構造のいろは その17)
絞り用の金型では、パンチ、ダイおよびしわ押さえが重要な部品です。ブランクからフランジの無い円筒形状を絞り加工するときには、【図1】に示すような絞り落とし構造の金型が使えます。加工する材料を位置決めプレートに置き、その材料をパンチによって絞っ...
丸め曲げ金型構造と名称(金型構造のいろは その16)
丸め加工では【図1】に示すように、W型に丸め前の形状を作ります。このW形状は1工程で作る場合と、両端をニップ曲げしてからW曲げする方法があります。丸め形状は、2工程かける後者の方がきれいに仕上がります。 W曲げした形状の中央を押すと、両端が...
カール曲げ金型構造と名称(金型構造のいろは その15)
カール曲げは材料の端部を丸めることで、縁の強度を高めたり安全対策として採用されます。加工方法は【図1】に示すように「ニップ曲げ」と呼ばれる予備曲げを行い、その後に丸め加工を行います。 ニップ曲げを省略すると、きれいな形状に加工できません。そ...
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カム式曲げ金型構造とその名称(金型構造のいろは その14)
曲げの形状によっては、上下方向からの曲げでは金型の強度が不足し破損しやすくなるとか、加工が困難といった問題が発生することがよくあります。このようなときには、横(水平)方向から加工することを考えます。その実現手段としてよく使われる方法が、カム...
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切り曲げ金型構造とその名称(金型構造のいろは その13)
切り曲げ加工は切り込み(スリットまたはランスとも呼ばれる)によって形状を作り、切り残した部分を曲げて【図1】(a)(b)のような形を作るのが目的です。切り曲げ形状の用途は、スプリングを引っ掛けるフックや可動部品のストッパーなどに使われること...
U曲げ金型構造と名称(金型構造のいろは その12)
U曲げ金型の構造を【図1】に示します。 標準的な設定事項を【図2】に示します。 【図1】に示した構造は、パッド曲げ構造と呼ばれることもあります。パッドとは図の中にあるノックアウトを指しています。ノックアウトのない、単にダイがU字形状に加工さ...
L曲げ金型構造と名称(金型構造のいろは その11)
【図1】はL曲げ構造の金型を示しています。 標準的な金型寸法を【図2】に示します。 材料はダイプレートの上に置かれ、位置決めプレート(ネストと呼ぶこともある。プレートではなくピンで位置決めすることもある)で曲げ位置を決めます。ダイ上の材料は...
V曲げ型の構造と名称(金型構造のいろは その10)
【図1】がV曲げ型の構造です。V字形状のパンチとダイを使って曲げ加工する、分かりやすい構造です。 パンチ/ダイの標準的な寸法設定の数値を【図2】に示します。パンチ/ダイの肩幅の大きさは、材料板厚の8倍が標準です。幅としては板厚の3倍から8倍...