パンチ・ダイ
U曲げ製品の順送り加工(2):ブランクレイアウト(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その12)
曲げ製品のブランク展開後の作業はブランクレイアウトです。 その内容は、 展開されたブランクをどのように配置するか。 ブランクとキャリアをどこでつなぐか。 ブリッジの大きさはどの程度とするか。 破損しないパンチ、ダイの大きさの確保。 マッチン...
Z曲げの工程設計(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その10)
Z曲げは曲げ加工の中で少し特殊な存在です。【図1】のような形状を指します。ここでH寸法が被加工材板厚の5倍以下ですと、Z形状を1回で作ることが可能です。ただし、曲げ半径1、2が小さいときや、曲げ線が被加工材の圧延方向と平行な場合では、H寸法...
タグ:パンチ・ダイ
U曲げの工程設計(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その9)
U形状は曲げの基本的な形状ですが、曲げ方法はいくつかあります。順送り加工でよく使われる押さえ曲げを前提にして、曲げ工程を説明します。 【図1】は1回曲げです。この方法は曲げ半径が被加工材の板厚以下で、曲げ精度要求がそれほどでもないときに採用...
L曲げの工程設計(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その8)
L形状は曲げの最も基本的な形状ですが、曲げ方法はいくつかあります。順送り加工でよく使われる押さえ曲げを前提にして、曲げ工程を説明します。 【図1】は、1回曲げです。この方法は曲げ半径が被加工材の板厚以下で、曲げ精度要求がそれほどでもないとき...
曲げにともなう寸法変化対策(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その7)
順送り加工では抜きと曲げが混在します。抜きを先行すると、曲げによって寸法がばらついてしまうことがあります。一般的には順送り加工では穴を抜き、外形を作り、その後に曲げるのが加工の流れです。 このルールを鵜呑みにして曲げを含む製品の順送りレイア...
加工後の製品の回収(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その5)
どのように形状を作るかには大変真剣に検討しますが、出来上がった製品の回収となると気がゆるむのでしょうか、問題を起こすことがあります。 【図1】は、加工が完了した製品を抜き落として回収する方法です。ダイを通過して下に落とすこの形が最も安定した...
ブランクのつなぎ(キャリア)の取り方(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その4)
順送り加工ではブランクをさん(キャリア)でつなぎ、ブランクの工程間移動ができるようにします。したがって、キャリアは材料送りの際に変形しない強さを持つ必要があります。 キャリアの取り方は片側、中央及び両側形が基本形です。 【図1】は、片側キャ...
タグ:パンチ・ダイ
被加工材の移動、製品の取り出し(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その3)
順送り加工では、材料送りとの関係から、ダイ上の被加工材を持ち上げて移動することを行います。この持ち上げる動作をリフトアップと呼びます。リフトアップは、できるだけ小さい方がプレス作業が安定します。 【図1】のレイアウトは、左から右方向に被加工...
タグ:パンチ・ダイ
単工程加工と順送り加工の違い(プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計 その1)
【図1】(a)に示すような曲げ製品を加工しようとするとき、特別な指示がない場合、バリが曲げの内側になるように加工します。外観的な問題等のためです。作られた製品の中でバリが外側にあったり、内側にあったりの混在は通常許されません。 【図1】(b...
タグ:パンチ・ダイ
ストリッパガイドとパイロットの関係(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その10)
順送り金型ではパイロットは必須の部品です。パイロットの基本的な使い方と問題を示したものが【図1】(a)です。 穴抜きパンチと同じようにパンチプレートに取り付けられますが、仕事をするのは先端であるため、材料送り誤差修正時に破線で示すような変形...
パンチとダイ間のクリアランス(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その6)
【図1】に示すレイアウトを参考にして、切り欠きを中心とした順送り加工でのクリアランスについて説明します。 この加工では、穴と外形のバリ方向は同じとなります。製品寸法はパンチが基準となります。したがって、製品形状寸法、穴寸法=パンチ寸法としま...
ストリッピング力とスプリングの設計(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その5)
前回 の例を引き継いで解説します。 抜き加工力(P)の計算の結果は、8.928Tonで約9Tonでした。 抜き加工でパンチに食いついた材料を払い落とすことをストリッピング(かす取り)と呼びます。 ストリッピング力は抜き加工力の3~5%です。...
加工力の計算(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その4)
【図1】に示す形状寸法のものを、【図2】に示すストリップレイアウトの形で加工するものとして、抜き加工力を計算します。 製品の材質はSPC、板厚は1.2mmとします。 抜き加工力の計算式は、以下のようになります。 P= K×Ts×L×t・・・...
ストリップレイアウトの設計(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その3)
前回 の刃具形状設計を参考にして、ストリップレイアウトの設計について解説します。 順送り加工のでは、材料移動と加工を交互に繰り返して加工を進めます。材料移動は材料送り装置が行いますが、送り誤差があり、位置修正が必要となります。 【図1】参照...
タグ:パンチ・ダイ
輪郭形状加工(刃具形状)の設計(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その2)
前回 のブランクレイアウトを参考にして、輪郭形状を加工する形状設計について解説します。 順送り加工の中で分断を使って輪郭形状を作るねらいは、穴と外形等のバリ方向を揃えたいときに使います。 輪郭加工形状の考え方の基本は【図1】に示すようになり...
タグ:パンチ・ダイ
ブランクレイアウトの設計(プレス金型の設計 分断を利用した順送り金型の設計 その1)
【図1】のような製品を想定します。この製品は穴、外形のバリ方向が同じ方向にそろっていることが必要条件とします。 製品加工を順送り加工とすると、分断を中心とした工程設定が必要となります。 分断の他に切り欠きや穴抜きを組み合わせてブランク抜きの...
プレス金型の設計 切断を利用した順送り金型の設計(その4)
単体部品ではなく、部品相互の関係からの部品設計について解説します。 【図1】はリフターガイドの設計を示しています。リフターガイドは材料の幅をガイドすると共に材料を送り線高さに保持する役割を持たせます。そのためスプリングで保持します。スプリン...
プレス金型の設計 切断を利用した順送り金型の設計(その3)
切断を利用した順送り型を、可動ストリッパ構造で設計した場合の組立図について解説します。 組立図の設計では、下型平面図(【図1】)、上型平面図(【図2】)及び【図3】に示す正面図(断面図)を作ります。 下型平面図では、加工の推移や材料ガイドの...
プレス金型の設計 切断を利用した順送り金型の設計(その2)
切断加工は1本の線で分離するせん断加工です。【図1】は、切断を利用した順送り型のパンチとダイの関係を示したものです。 パンチは片側のみで加工をするため、側方力が働きます。放置するとパンチが逃げ、抜き状態が変化してせん断状態を悪化させます。対...
プレス金型の設計 切断を利用した順送り金型の設計(その1)
切断加工は1本の線で分離するせん断加工です。この方法が利用できると、材料歩留まりの非常によい加工を実現することができます。 これから、切断加工を利用した順送り金型の設計を解説していきます。関連事項として今まで解説してきた、 「切断加工」 、...
バッキングプレート、パンチホルダの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その12)
パンチは【図1】に示すようにパンチプレートで保持され、加工に伴う加工力を軸方向に受けます。パンチプレートは水平方向の位置決めが目的ですから、軸方向にかかる圧力に対しては何の効力もなく、細いパンチではそのために、パンチホルダーに食い込むことが...
パンチプレートの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その11)
固定ストリッパ構造の金型では、パンチプレートでパンチの位置と垂直を作り出します。重要な部品となります。可動ストリッパ構造では、パンチプレートの厚さはパンチ長さの30%程度あればOKですが、固定ストリッパ構造のパンチプレートはもう少し厚くしま...
パンチの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その10)
順送り金型では、【図1】に示すような(a)丸パンチグループ、(b)パイロットパンチグループ及び(c)ブロックパンチグループに分けられるパンチが使われています。 抜き落とし順送り金型の構造は、固定ストリッパ構造が多く使われています。今、例とし...
タグ:パンチ・ダイ
ダイホルダーの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その9)
【図1】を参照しながら解説します。 ダイホルダーはダイプレートの下に配置されます。ダイにかかる加工力を受けたり、ダイ面の高さを調節して材料の送り線高さとの関係を保つことを行ったりします。 また、ダイで抜かれた被加工材(材料)を通過させること...
タグ:パンチ・ダイ
ダイプレートの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その8)
ダイプレートはダイを構成するプレートです。最もシンプルな形が【図1】に示した一体型構造です。ダイとして必要な形状を全て作り込みます。プレートを小さくすることができます。必要精度を作り込む必要があること、メンテナンス(再研削)のときにプレート...
ストックガイド、ストリッパの設計(抜き落とし順送り金型の設計 その7)
【図1】を見て下さい。ダイの上に被加工材(材料)があります。材料はダイの上に配置された各加工ステージをふらつくことなく、滑らかに移動する必要があります。そのための案内(ストックガイド)が必要です。ストックガイドは材料幅を案内しますが、材料の...
タグ:パンチ・ダイ
構造設計の最初(抜き落とし順送り金型の設計 その6)
繰り返しの話になりますが、プレス加工に用いる金型ではパンチ、ダイが重要な部品となります。 順送り加工では【図1】に示すストリップレイアウトを作りますが、ストリップレイアウトには2つの意味があります。 1つは「問題なく製品形状が加工でき、品質...
タグ:パンチ・ダイ
製品の問題形状と対策(2)(抜き落とし順送り金型の設計 その5)
【図1】に示すような形状例で、輪郭形状の一部に弱い部分があるものを外形抜き(ブランキング)すると、弱い部分のダイまたはパンチが破損して、金型の信頼性を維持することができません。 順送り加工では、このような問題に対する対応を容易に取ることがで...
製品の問題形状と対策(抜き落とし順送り金型の設計 その4)
【図1】に示した製品形状には、いくつかの問題点があります。抜き加工でどの場合でも言われることが、Rの無い角です。パンチまたはダイの角がチッピング(パンチ等の角が細かく欠けて欠落すること。バリ発生の原因となる)を起こしやすいため、角に材料板厚...
材料とパイロットの関係(抜き落とし順送り金型の設計 その3)
順送り加工では、【図1】に示すように、送り長さ分の材料を移動させながら加工を進め、製品を完成させて行きます。 材料を型内に最初に入れた先端が、加工の進行に伴って各ステージを移動していくとき、各ステージでの加工が半欠けとならないように注意しま...
パイロットとサイドカット(抜き落とし順送り金型の設計 その2)
順送り加工では、送り長さを安定させることが大切です。送り長さの変動は、製品精度に直結します。【図1】にその内容を示します。 送り装置が使えないようなときに採用する送り長さの決め方が、サイドカットです。材料の縁を送り長さと同じ長さで切り欠きま...
特徴の説明とレイアウト(抜き落とし順送り金型の設計 その1)
【図1】のような製品を、抜き落とし順送りで加工しようとします。そのときのレイアウトが【図2】に示したようになります。 レイアウトの考え方は、製品を穴抜きと外形抜きに分けて考えます。加工手順としては「穴抜き→外形抜き」とならなければなりません...
ストリッパと材料ガイド(総抜き型の設計 その10)
総抜き型の材料ガイドに関係する内容です。総抜き型で加工している状態を現した形が【図1】です。その構造の断面を現したものが【図2】です。 材料はストリッパプレートの上を移動します。材料の幅ガイドは、丸棒等で片側だけで行うことが多いです。材料幅...
タグ:パンチ・ダイ
総抜きパンチの設計(総抜き型の設計 その5)
総抜き加工では、製品形状(【図1】)と、総抜きパンチ(【図2】)形状は、見た目では同じような形となります。 パンチの輪郭形状は外形抜きのパンチとなります。製品の輪郭寸法に対して、パンチの輪郭形状はクリアランス分小さく作ります。 パンチの中に...
タグ:パンチ・ダイ
総抜き型の構造(総抜き型の設計 その4)
【図1】が総抜き型の基本的な構造といえます。 総抜き型は複合加工(外形抜きと穴抜き)です。複合加工の構造の作り方は 「複合金型構造の作り方」 で説明しています。その後、 「総抜き型の構造」 を説明しています。参照して下さい。 今回は、更に細...
タグ:パンチ・ダイ
総抜き加工の製品取り出し(ノックアウト)(総抜き型の設計 その3)
総抜き加工の金型構造を【図1】に示します。外形抜き(ブランク抜き)のダイが上型にある構造です。このような構造を「逆配置構造」と呼びます。 逆配置構造では、外形抜きされた製品は上型のダイに入ります。上型はプレス機械のスライドに取り付けられ上下...
総抜き加工のパンチ・ダイの関係(総抜き型の設計 その2)
総抜き加工では、【図1】に示すように、外形抜きは下から上方向に向けて抜きます。穴は逆に上から下に抜きます。こうすることで、穴抜きのスクラップは下に落ちます。製品(外形抜き)は上型にあるダイの中に入り込みます。総抜き加工のような複合加工では、...
タグ:パンチ・ダイ
総抜き加工の特徴(総抜き型の設計 その1)
総抜き加工については、 総抜き型の構造(金型構造のいろは その6) で総抜き型の最も基本的な構造を示しています。まずは、加工および金型構造のイメージを取り込んで下さい。 総抜き加工とは、外形抜きと穴抜きを同時に加工します。 そのメリットはい...
多数穴のある穴抜き型の設計(穴抜き型の設計 その11)
【図1】に示すような穴数の多い製品では、1回で加工すると金型破損等の問題が発生する場合があります。このようなときに、穴加工を分けて加工しますが、その際の注意事項を説明します。 穴加工を分けるときには、 共通するものをまとめる(形状、精度等)...
穴抜き型のダイセットの設計(穴抜き型の設計 その10)
穴抜き型に用いるダイセットについて説明します。 ダイセットで注意が必要な部分を【図1】に示しました。 大きさ(面積)に付いては、ダイプレートのサイズ等に合わせて、標準ダイセットを選ぶのが普通です。 自作するときには、プレートサイズにガイドポ...