成形収縮
プラスチック材料の成形収縮
射出成形に使用される熱可塑性樹脂(Thermoplastic resin)は、金型の中に加温されて液状になった状態でキャビティ内へ注入されて、金型の表面に接触することで熱量を奪われて冷却され、固化します。 このときに、液体のときの体積は、固...
ポリアセタールの製造プロセス
ポリアセタール樹脂は、ポリオキシメチレン樹脂(POM)とも呼ばれ、機械強度が強く、耐熱性も高く、自己潤滑性に富んだエンジニアリングプラスチックの代表的樹脂です。アメリカ合衆国Dupont社が世界で初めて商業化に成功し、現在ではプラスチック歯...
ガラス繊維強化プラスチック
プラスチックの強度を強化するために、材料にガラス繊維を添加したプラスチックが射出成形で使用されています。ガラス繊維は、それ自身がプラスチックよりも強度を有していますが、ガラス繊維のみでは耐衝撃性が低くもろい特性がありますので、プラスチックと...
離型抵抗と成形品取り出し
成形品を金型から取り出すためには、一般的にエジェクタピンやストリッパープレートを使用します。 成形品を取り出すためには、成形品が金型に密着して残存しようとする力(離型抵抗)よりも大きな力で成形品を移動させる必要があります。 成形品が金型から...
耐熱ポリ乳酸樹脂の射出成形
生分解性プラスチックの代表的な樹脂の一つとしてポリ乳酸があります。ポリ乳酸は、植物由来の生分解性プラスチックで、以下の合成プロセスによって化学合成され、また生分解作用によってリサイクルがなされます。 ポリ乳酸は、比較的硬く、ポリスチレン程度...
金型設計と成形材料特性
プラスチック射出成形金型を設計するためには、使用する成形材料の特性を十分に知り尽くすことが重要です。 特に微妙な品質管理を必要とする成形品の場合にはなおさらです。 成形材料の特性データは、材料メーカーが提供する樹脂データと、実際にユーザーが...
ガラス繊維入りプラスチックの成形収縮率
熱可塑性プラスチックは、ご存知のように冷却固化する過程において成形収縮が発生します。 成形収縮の度合いは成形収縮率と呼ばれており、プラスチックの種類によって概ねの値が知られています。 ガラス繊維等の充填物(フィラー)が含まれていないナチュラ...
成形収縮率の基礎的な理論
プラスチック射出成形金型の設計において、最も重要な事項に成形収縮率があります。 成形収縮率αは、次式で表現することができます。 α=(L0-L)/L0 α :成形収縮率(単位なし) L0 :金型寸法(mm) L :成形品寸法(mm) 一方、...
主要なプラスチック材料の成形収縮率の目安(その2)
前回説明しました、代表的なプラスチック材料についての成形収縮率の目安について、追加をしたいと思います。今回は、エンジニアリングプラスチック(通称エンプラ)をまとめています。 別表には、主要な熱可塑性プラスチックとその成形収縮率、キャビティ表...
主要なプラスチック材料の成形収縮率の目安(その1)
プラスチック射出成形金型の設計をするためには、成形収縮率の決定が重要であることはすでに説明をしましたが、今回は、代表的なプラスチック材料についての成形収縮率の目安について説明をしたいと思います。 【表1】には、主要な熱可塑性プラスチックとそ...
キャビティ寸法の決定方法(その2)
前回の解説では、基本的なキャビティ寸法の決定方法を説明しましたが、今回は、応用編を解説したいと思います。 応用例1:成形品の寸法公差が片側公差の場合(±公差でない場合) 成形品の寸法公差が22の場合を取り上げてみます。 失敗例)L0 =(1...
キャビティ寸法の決定方法(その1)
今回は、成形収縮率を利用して、キャビティの寸法を決定する方法を解説します。 まず、成形収縮率αを決定します。 例)α=0.005 次に、決定しようとする成形品の寸法を選びます。(寸法公差が±公差の場合) 例)22±0.05 続いて、求めよう...
成形収縮現象とは?
熱可塑性プラスチックの射出成形加工では、成形収縮現象を利用して所望の寸法の成形品を得ることができます。成形収縮とは、金型のキャビティ内部に充填された溶融樹脂が、冷却されて固化する際に、体積が収縮する現象のことです。 この収縮する度合いを「成...