ねじ・ボルト
ねじ用材料(ねじ-10)
ねじ用材料には金属と非金属(セラミックス、プラスチックスなど)がありますが、ここでは金属を取り上げます。ねじ用金属材料は下記のように分類できます。 (1)鉄鋼材料系 ・ 鉄鋼材料は組成と熱処理の選択により、安価で広範囲の特質の素材が選べます...
ねじの製造方法(ねじ-9)
転造法によるねじの製作 切削によるねじの製作 ねじの製造は大きく分けて「a)転造方法」と「b)切削方法」の2つがあります。ここでは概要を解説します。 転造法によるねじの製作 ねじ転造法(【図1】)とは、塑性変形によりねじ山を成形させる工法で...
ボルトの締結強度保証の常識(コモンセンス)(ねじ-8)
強度区分が高い鋼製ボルトを選定しても実際の使い方に問題があると、保証されたボルトの強度(引張強さなど)は保証できなくなります。ここでは、ボルトを用いた場合の締結の基本(常識のレベル)を図解します。 (1)ボルトのナットの組合せの場合 ボルト...
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小頭六角穴付ボルト
小頭六角穴付ボルトCHBSは、通常のJIS規格の六角穴付ボルトよりも、頭の部分の直径が一回り小さく設計されているボルトです。 最近のプラスチック成形金型の小型化に伴って、金型部品の取り付けスペースも狭くなる傾向があり、ボルトの頭の直径が他の...
ステンレス鋼製ボルト/ナットの強度区分(ねじ-7)
(1)ステンレス鋼製ボルトの機械的性質 1. ステンレス鋼製ボルトの機械的性質 ステンレス鋼製ボルトの機械的性質も強度区分の数値で表現しますが、鋼製ボルトの表現法とは異なります。 【表1】は、ステンレス鋼製ボルトの機械的性質の規定(ISO ...
鋼製ボルト/ナットの強度区分(ねじ-6)
(1)鋼製ボルトの機械的性質 (1)鋼製ボルトの機械的性質 ISO並びにJISでは、ボルトの機械的性質を強度区分の数値で表現します。【表1】はISO 898-1:1998の一部です。 【表1】鋼製ボルトの機械的性質(ISO898-1:199...
ねじ山を壊さない前処理(ねじ-5)
ねじ山が壊れるトラブルの代表例として、次のような事例があります。 (1)ねじ山が壊れるトラブルの代表例 タップ側 頻繁にボルトの取り外しを必要とする箇所では、タップ入口部分のねじ山が壊れてボルトが入っていかなくなる。このような場合は、タップ...
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複数のねじ穴/タップ穴設計製図の基本(ねじ-4)
加工部品のなかでベース板やカバー枠部などには、たくさんのタップ穴が加工されます。この時、タップ穴の配置設計が考えられていないものは、位置だしのミスやムダな加工時間がかかるなどの問題に繋がる場合が少なくありません。したがって、ボルトの配置デザ...
ねじの製図の基本(ねじ-3)
ねじの製図の基本を解説します。 ねじの各部名称 ねじの製図の基本 ねじの表し方 ねじの各部名称 ねじの製図の基本(図2~図5はJIS B 0002-1より) ねじの形状は軸の外周を山状の歯が螺旋状に形成された複雑なもののため、ねじ製図は原則...
不合理なダブルナット止めは危険がいっぱい(ねじ-2)
ねじのゆるみ止めのなかで信頼性が高い方法に「ダブルナット法」があります。この方法の採用にも理解しておくべき事柄があります。【図1】、【図2】は、代表的なダブルナット法の原則です。この原則を無視すると、見た目は信頼できそうでも、ダブルナット効...
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LCA(ローコストオートメーション)設計/製作におけるねじの各種トラブル(ねじ-1)
「ねじ」は機械装置類の製作には絶対に欠かせない、最も普及している機械部品です。したがって、JIS、ISO等の一般規格として形状・サイズ、強度(強度区分)別に標準化されています。しかし、 LCA(ローコストオートメーション) 設計の段階では従...
ヒンジピンの使用事例
2つの機素の連結方法について事例(2つの連結部品のうち片側を固定側とし、他方を回転させる連結方法)を紹介します。(回転軸を連結させる締結方法については こちら ) (1)ヒンジピンの連結方法 (1)ヒンジ(Hinge)とは ヒンジ(Hing...
位置決め調整ねじ(位置決めピン/ガイドの使用事例-3)
ここでは、位置決め調整ねじについて解説します。 位置決め調整ねじの使い方 位置決め調節ねじの先端で位置決めを行うもので、調節ねじを回して、ねじ軸方向の位置決めポイントを調節できます。 【写真1】、【図1】は、ワークセットテーブルの高さ調整用...
ベアリングの固定法-3
採用したベアリング固定部品は( * )マークの3部品です。 事例1(【図1】参照) ここでは、ベアリングホルダセット(T型ダブルタイプまたはボトムマウントダブルタイプ)にゆるみ止めベアリングナットを用いて、回転シャフトを固定した事例です。 ...
材料選定とトラブル事例(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-4)
LCA(ローコストオートメーション) をはじめ、建築構造物や輸送車輌などの全ての構造物が、多種の材料からなる部品で構成されています。「 法隆寺の構造材料;木材(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-2) 」と「 法隆寺の...
軸とボスの締結方法(動きを持つ構造設計-38)
軸の固定には、2本の軸を連結させる方式や、動力やトルク伝達のために軸とボスを締結させる方法があります。ここでは後者の動力、トルク伝達のための締結方法をまとめて紹介します。 (1)軸とボスの締結方法 軸に取り付けられる機械要素側をボスと呼びま...
回転→直線変換機構6(からくり治具の素)
回転運動を回転軸に垂直方向に直線運動変換し、その運動がもつ力を増大させる倍力機構の「からくり治具の素」を紹介します。 【図1】がその機構図です。 応用例 接着剤膜厚の均一化のプレス機構 印刷用プレス機構 平坦度修正機構 標準部品の選定のアド...
回転→直線変換機構4(からくり治具の素)
回転運動はねじにより直線運動に変換できます。ここではねじの構造を工夫することで直線運動を多様に制御できる「からくり治具の素」を紹介します。ここでは「おねじ」と「めねじ」をカムと考えて利用しています。 【図1】は1本の送りねじシャフトに2個の...
回転→直線変換機構1(からくり治具の素)
【図】aは、スライダとクランクをロッドで連結した代表的な回転運動→直線運動変換機構のスライダ・クランク機構です。この機構は、自動車のエンジンの往復直線運動を回転運動に変える機構としても利用されています(【図】a参照)。 【図】bは、【図】a...
プラスチック射出成形機の金型関連寸法(その3)
<JIS B 6701-1992> 「プラスチック射出成形機の金型関連寸法」 (4)金型取付盤の取付穴及び取付ボルト 4.1 金型取付ボルト 金型取付ボルトは、JIS B 1180のM12、M16、M20又はM24とし、金型取付ボルトと型締...
特殊な射出成形方法(インサート成形法)
インサート成形法は、インサート(金属部品等の挿入物のこと)を金型が開いている間にキャビティに装着し、その後金型を閉じて射出成形する方法です。 真鍮製のねじやシャフトをインサート成形したハウジングや、金属端子や接点をインサート成形した電子部品...
締結用ねじ(六角穴付きボルト)(標準部品の使い方 その5)
プレス金型では、どういう訳か締結用のねじは六角穴付きボルト(JISB1176)が使われています。昔は六角ボルトや皿ビスなども使われていましたがなくなっていき、自然に標準化された部品です。六角穴付きボルトそのものの詳細な規格内容は、JISまた...
機素数(部品点数)を減らす考え方(機素数の少ない設計)
低コストで信頼性の高い LCA(ローコストオートメーション) を実現する方法として、機素数(部品点数)を減らすことが挙げられます。機素数を減らす方法は大別すると次の手段に展開できます。 機素数の少ない設計(この記事) 複数機能を統合化させる...
リニアモーションガイド取付のポイント(しゅう動案内の解説-その6)
直線案内レールは、取付面基準に対して垂直方向、水平方向の2方向にねじ締付けにより固定されます。この直線案内レールは長い弾性体なので固定用ボルトの締付け力により変形を生じうねり誤差になります。ここでは、垂直方向、水平方向それぞれのねじ締付けの...
簡易組立治具のワークホルダ
ここでは、ワークホルダ構造を持つ簡易組立治具(【図1】)を例に、さらにワークホルダの解説を加えます。 この構造は、ワークホルダ機能を持つセット治具がY軸方向に手動にて位置決めが可能で、Z軸方向にブッシュ式の可動案内を持つ標準的な簡易組立作業...