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ねじ山を壊さない前処理(ねじ-5)

 ねじ山が壊れるトラブルの代表例として、次のような事例があります。

(1)ねじ山が壊れるトラブルの代表例

タップ側

 頻繁にボルトの取り外しを必要とする箇所では、タップ入口部分のねじ山が壊れてボルトが入っていかなくなる。このような場合は、タップ切りで丁寧に入口部分のみ新たにタップを切って、元から有ったタップに繋がせれば良いが、ボルト側を無理にねじ混むことで内部のねじ山もつぶれて、めねじがバカになるトラブルがあります。

ボルト側

 ボルトをナットで締結している場合、ナットから出ているボルトのねじ部に何かをぶつける等の事故で、ねじ山がつぶれると、ナットが取れなくなり、したがって、解体できなくなるトラブルに繋がります。

(2)事例を防ぐねじの前処理の小技(コワザ)

タップの場合:(【図1】参照)

  • めねじ挿入部をテーパ形状に加工して、ボルトが垂直にねじ込まれるようなガイド形状を持たせる。
  • めねじ径より一回り大きい寸法のドリルで、軽くエッジ部をさらう程度でも効果が得られる。
  • 特に、めねじを加工している材料が弱い場合(アルミ材、焼入れ処理されていない鋼材など)は、丁寧に設計指示する必要がある。

【図1】タップのねじ山つぶれ対策

ボルト側の場合:(【図2】参照)

  • ナットから出ているボルトのねじ山部をスムーズに削り取る。
  • 事前にボルト側を前加工して、ナットからでる部分のねじ山を除去加工するなど。
  • また、不必要にボルトを長く突き出さないこと。

【図2】ボルトのねじ山つぶれ対策

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