低コストで信頼性の高いLCA(ローコストオートメーション)を実現する方法として、機素数(部品点数)を減らすことが挙げられます。機素数を減らす方法は大別すると次の手段に展開できます。

(1)機素数の少ない設計

 下記の設計の考え方・進め方がポイントです。

機素数の少ない設計のポイント
1. 固定ねじなど繰り返し加工の加工数を削減

■設計のポイント
a) 機能していないものを排除
例:重量を支えるブラケット固定ねじの加工数。
【図1】参照
b) 不適切な設計を排除し手を抜く(加工数を減らす)
例:フランジ結合ねじの位置適正化と加工数の削除
【図2】参照
2. 一体成形加工された標準部品の活用

■設計のポイント
a) 標準品の使用を設計段階で義務付ける
例:*ミスミFA用メカニカル標準部品;イケール、リブ、板金加工品等
3. 調整用機素(スペーサ、隙間調整板など)の削減と廃止

■設計のポイント
a) 位置調整用のスペーサを不要とする設計、
これが難しい場合は、調整箇所を集約させる工夫

図1

図2

 上記の設計のポイントと併せて、次のような機素の加工がやり易い、即ち機素加工費が安くできる設計のポイントを身につけることが大切です。

■機素加工費を安くするポイント
・使用するボルトの大きさの統一
・加工方向をできるだけ1方向化した設計
理由:機素加工の時の段取り時間が短くできるため、加工の労務費と設備償却費が安くなります。