メカニカル部品
- センサの使い方-5(動きを持つ構造設計-20)、【写真3】の1軸モータ駆動機構を事例として、システム構成を解説します。 (1)システム構成の解説 センサの使い方-5(動きを持つ構造設計-20)で解説した3個の光電センサ(原点センサ、オーバーラン防止センサ:2個)と電動モータ、ボールねじ、リニアガイドで構成された機構のシステム構成は【図1】です。タグ:
- 適用範囲 試験方法の分類 適用範囲 この規格は、鋼材および鋼材加工品に施した溶融亜鉛めっきの試験方法について規定する。 試験方法の分類 試験方法は下表の付着試験、均一性試験、密着性試験および性状試験の4種類に分類する。
- 動きを持つ構造設計の究極マシンは自動車レース用F1マシンが代表となるでしょう。最速マシンの条件は、速く走る性能だけでなく高速走行の稼働率を如何に他のF1マシンより向上させるかです。ピットインしての燃料補給・タイヤ交換・メンテナンスなどのムダ時間を最小化させる勝負でもあります。 その為のF1マシン構造設計のポイントの中で、LCA(ローコストオートメーション)の設計に共通する項目を挙げると下表と成ります。タグ:
- 適用範囲 種類および記号 付着量および硫酸銅試験回数 適用範囲 この規格は、鋼材および鋼材加工品に防食の目的で施される溶融亜鉛めっきの有効面について規定する。ただし、連続的に溶融亜鉛めっきされた溶融亜鉛めっき鋼板類、亜鉛めっき鋼線類は除く。
- 適用範囲 硬質陽極酸化皮膜 種類 皮膜厚さ 皮膜の硬さ 耐摩耗性 適用範囲 この規格は、アルミニウムおよびアルミニウム合金の展伸材、鋳造材などの素地に耐摩耗性などの目的で施した主として硬質陽極酸化皮膜の有効面について規定する。
- ここでは、小型・安価でモータの使い方が簡単なステッピングモータとタイミングベルトを採用した1軸ロボット(【図1】参照)を例に、ステッピングモータの必要精度を解説します。 (1)モータに必要な回転精度の算出 モータの回転運動を直進運動に置き換える機構の場合、直進運動機構に必要な位置決め精度と、それを制御するためのモータの回転精度の関係は次式で算出できます。
- 陽極酸化皮膜厚さ試験 塗膜の付着性試験 塗膜の耐溶剤性試験 複合耐食性試験 陽極酸化皮膜厚さ試験 陽極酸化皮膜厚さ試験は、次のいずれかによる。なお、渦電流式測定法による陽極酸化皮膜厚さ試験に用いる試験片は、陽極酸化皮膜に損傷を与えない方法で複合皮膜の塗膜を除去してもよい。 a) 顕微鏡断面測定法 JIS H 8680-1による。製品の3ヶ所以上から採取した試験片の陽極酸化皮膜厚さを測定し、その平均値を小数点以下1位に丸めて平均皮膜厚さとする。 〈概要〉皮膜の垂直断面を顕微鏡で観察して、皮膜厚さ(μm)を求める方法である。正確な測定値が得られるので測定値は、他の測定法の補正に使用できる。(JIS H 8680-1(1998)より)
- 適用範囲 陽極酸化塗装複合皮膜 種類 皮膜の性能 適用範囲 この規格は、アルミニウムおよびアルミニウム合金の展伸材の素地の防食、美観などを目的として施す陽極酸化塗装複合皮膜について規定する。 陽極酸化塗装複合皮膜 アルミニウムおよびアルミニウム合金に平均皮膜厚さ5μm以上の陽極酸化処理を施した後、塗装を施すことによって陽極酸化皮膜の性能に塗膜の性能を付加して、耐食性、耐候性、装飾性などの品質を向上させた皮膜。 注釈
- アルカリ耐食性 キャス耐食性 耐摩耗性 封孔度 皮膜の呼び方 アルカリ耐食性 皮膜の耐食性は、各種の環境に耐える特性で、用途によっては酸性、アルカリ性および塩水雰囲気などの環境に耐える特性が要求される場合があるが、その品質は下表または次のキャス耐食性の表に適合しなければならない。
- 適用範囲 使用環境別試験項目 皮膜厚さの等級 皮膜厚さの等級と主な用途例 適用範囲 この規格は、アルミニウムおよびアルミニウム合金の陽極酸化皮膜に関する全般的な規格であり、品質および試験方法を規定する。ただし、この規格は、次のものを除く。 a) バリヤー皮膜、b) 塗装またはめっきの下地皮膜、c) JIS H 8603に規定する硬質陽極酸化皮膜 使用環境別試験項目 皮膜の、適用される製品に必要な特性および品質は、用途を考慮して取り決めるものとするが、一般に広く必要とされる重要な特性と用途を下表に示す。(○印:試験項目)
- 運動方程式や微分記号など、あまり取り扱わない内容が続きましたので、今回は気楽な話題でコーヒーブレイクとしました。 2003年3月28日に東京農工大で開催されました精密工学会春季大会で、第14回マイクロメカニズムイベントとして(小さな)3ロボットコンテスト(ロボコン)が開催されました。その出場マイクロロボットと会場の雰囲気を紹介します。今年で15年目となります。 (1)会場の様子
- 硬質アルマイトの特徴について述べましょう。 (1)浴温と皮膜の硬さ 各種電解浴の各浴温において得られる皮膜の硬度の一例を【図1】に示します。 図からわかるように、皮膜の硬度は、電解浴の温度と電解浴の種類によって、大幅に異なることが明らかです。この結果、電解浴として工業的には硫酸+有機酸を使用し(混酸法)、0℃近くの低温で電解する方法が主流となっています。 また、陽極酸化皮膜の性質は、素材であるアルミニウム合金の組成や調質、加工履歴等の影響を強く受けます。従って同じ電解液を使って同じ条件で電解しても素材が異なると同じ性質の皮膜を得ることは出来ません。 材質の違いによる皮膜硬度の違いを【図2】に示しました。これは大久保敬吾氏の開発した電流反転法によるものです。
- 直進運動の場合は、移動体の位置、速度、加速度は直交座標系(X軸-Y軸座標系)を使用するため、表現法も直感的な理解度も得られやすい。一方、回転運動は直行座標系ではなく、極座標系を使用するため慣れていない面があります。 ここでは、直進運動の直交座標系と比較しながら、回転運動の極座標系の表現法を解説します。 (1)直進運動の諸量 直進運動の諸量とその単位は次の表です。タグ:
- 電動モータの仕様に出てくるトルク(Torque)について解説します。 (1)トルクとは 一般に、直線運動は電動モータの回転の力をボールねじやカムーリンク機構などの変換機構により作り出されます。そして、この直進運動が持つ力で移動体の運動制御を行います。このように、直進運動に伴う力に相当するのが、回転運動のトルクです。 (2)トルクの計測法 トルクとは、回転における力をあらわす言葉ですから、回転の力を測れば分かります。【図1】はトルクの計測法です。電動モータ軸に適当な円盤(プーリーなど)を取り付け、その円盤の外周にロープを付け、ばねばかりをロープにかけて回転時の力(トルク)を測ります。タグ:
- 位置決め作業を自動機や治具等を用いて行うには、軸と穴の寸法関係(はめあい方式など)と併せて、位置決めピンや穴の形状にもうまい設計が必要です。タグ:
- アルミニウム合金を大別すると、板・棒・管・線・形材などの展伸材、砂型・金型などの鋳物材、ダイキャスト材があります。合金の成分比によって、それらの特徴は異なりますので、JISでは4桁の数字でそれを表しています*。合金系を千番台の数字で、それに続く情報を下2桁で表示します。例えば、純度99.7%以上のアルミニウムはA1070、Al-Mg合金はA5052などです。
- 2個の部品のはめあい方式の記述方式には数種類あります。下記に紹介します。 呼び寸法に上下の寸法許容差を添付して表示する方法(【図1】-a)参照) 許容限界寸法を表示する方法(【図1】-b)参照) 呼び寸法にはめあい記号を添付して表示する方法(【図1】-c)参照) 2部品を組立てた状態で、上記<図1-a)、b)、c)>の表示を用いる方法(【図2】参照)タグ:
- はめあいを用いて2部品の位置決めを行う場合、次の2つのケースに分類できます。 1.部品は動くことができる 2.部品は動けないように固定されている この2つのケースについて多用されるはめあい方式は「はめあい選択の基礎」にて整理されています。 事例解説 ミスミの位置決めピンを例に、上の表を補足解説します。 【図1】は位置決めピン:JPDTAです。タグ:
- 適用範囲 アディティブ法の種類 等級および記号 品質 めっきの呼び方 適用範囲 この規格は、アディティブ法プリント配線板用の厚さ5μm以上の無電解銅めっきについて規定する。 備考 ここで言うアディティブ法プリント配線板とは、絶縁基板の全部または一部の導体形成に無電解銅めっきを用いたプリント配線板とする。