生産ラインの対象は、軽薄短小化、高機能化が進む一方で、生産設備類の生産ラインなどは重厚長大化でかつ高機能化が求められるなど、多岐にわたって競争優位性が発揮できる生産ラインの構成が求められています。ここでは、異なる3種類の生産ライン構成を事例に、基本的なライン構成の考え方を解説します。
(1)産形態と生産ライン構成
生産形態を大きく次の3つに分類します
1) | 少種大量生産ライン |
2) | 多種中量生産ライン |
3) | 多種少量生産ライン |
それぞれの生産形態に好ましい典型的な生産ラインの構成例を次に示しました。
(1)少種大量生産ライン
生産ラインの考え方
* | 治具類は外段取りでワンタッチ交換可能な構造のユニット式治具が好ましい。 |
* | 立ち作業とし、左右のタクトバランスの関係で助けあい作業を前提。 |
* | テーブル/コンベアのサイズ(幅、高さ等)の標準化により構成長さのフレキシビリティ化 |
事例:はんだ付け作業工程の構成例・・・・(【図1】の想像線の部分)