かしめの種類とその特徴を続けます。図の出典元は日刊工業新聞社発行の『組付け要素技術マニュアル』です。
1)つぶしかしめ
丸棒や丸パイプの外周一部をつぶして結合させる方法です。回転が可能な簡易的な留めピンなどに利用されます。
出典: | 『組付け要素技術マニュアル』日刊工業新聞社 |
2)耳板結合
板の曲げ部品同士の結合に多用されます。一方の部品に形成された耳板をもう一方の部品に設けられた細穴に差し込み、(1)折り曲げ、(2)ひねり、(3)つぶし、などの処理で結合させます。
出典: | 『組付け要素技術マニュアル』日刊工業新聞社 |
3)重ね板結合
2枚の薄板や筒状のそれぞれの縁を重ねて曲げ結合させる方法です。凸形状かしめヘッドを押し付けた状態で結合部品側を移動(回転、スライド)させて重ね結合させます。
出典: | 『組付け要素技術マニュアル』日刊工業新聞社 |