ねじ締結ユニットはねじ締結自動装置の最重要機構です。ここでは代表的なねじ締結方式と自動装置の基本構造の事例を紹介します。
ねじ締結の方式
ねじ締結部の代表的な構成は次のようになります。
ねじ締結ユニットのねじ締め方式には次のような方式があります。締付け力のばらつきはa)>b)>c){高精度}の順で精度が向上できます。
a)トルク制御法 | :電動モータ等の動力をねじ締結ユニットの回転軸に回転トルクとして伝達する方式 | |
b)角度制御法 | :角度エンコーダ内装のモータでねじ締付け角度を制御する方式 | |
c)降伏点法 | :ねじの締結状態の変形挙動を感知して締付け力を制御する方式 |
ねじ締結ユニットの事例
【図1】は空気圧式のナット締結アクチュエータ(ナットライナー)が、6軸並列に装着された自動ナット締結装置の事例です。スライドするプレート上に構成された6軸ナット締結アクチュエータを、シリンダで移動した後にナット締結させます。
出典: | 『自動化機構図解集』(日刊工業新聞社)を修正 |