部品整列技術は、部品の小型傾向により難易度が高くなってきます。部品整列には下のような整列処理が必要ですが、0.5mm程度のチップ部品を高速で方向転換させる自動化手段は、長い年月によるローコストオートメーション技術の蓄積から得られる高度技術です。
・ | 部品整列には、部品の支点と重心の位置関係や重心位置の移動距離が関係してきます。下図左の様な部品形状では、空気圧力などの力で90度方向変換はある程度容易です。 |
・ | 下図右のように、長方形形状の各2辺の比率が近くなると、支点位置に対して反転力を作用させる力点が短くなるため、同じ方式での90度方向変換は難しくなります。 |
■小型化・形状変化
・ | 下図左のように、小型のコンデンサの保持形状側を工夫することで、方向変換がしやすくなる様な工夫がなされています。(チップ自動整列機メーカーにて特許出願がなされています。) |
・ | この場合は、コンデンサ上の方向変換の支点が移動しないので、スムーズな反転が可能です。 |