樹脂材料
生分解性プラスチック1
生分解性プラスチックは成形品を土中等へ埋設すると、バクテリアや細菌類によって生物学的に分解される特性を持ったプラスチックです。 このような特徴は、石油由来のプラスチックと比較しますと、環境保護には最適な特性であると言えます。 生分解性プラス...
タグ:樹脂(熱可塑性)
プラスチック成形材料の適正な予備乾燥(改訂版)
プラスチック成形材料は、一般にペレット状態に加工されて、紙袋などに入れられて原材料メーカーから搬入されてきます。 ペレットには、大気中の水分が吸湿されていますので、水分が多く含まれたままで射出成形加工してしまいますと、樹脂の種類によっては加...
LSR成形
LSRとは、Liquid Silicone Rubber(液状シリコーンゴム)のことです。 射出成形加工に使用できるシリコンゴムとして、従来は2種類の液状素材を混合させて成形加工する方法が主流でした。主剤と硬化剤をミキシングさせ、金型をカー...
プラスチックと使用のポイント(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-21)
プラスチック材料の LCA(ローコストオートメーション) への利用は、次のようなプラスチック材料の特質を活用しています。 (1)プラスチック材料の主な機械的特質と応用事例 プラスチック材料の主な機械的特質は下記が挙げらます。 プラスチックの...
プラスチックの技術史
プラスチックは、人類の進化と共に様々な形で使用されてきました。今回は、読み物としてプラスチックが歩んできた歴史を振り返ってみましょう。 紀元前 3000年頃 天然アスファルトが船や建物に利用される。 紀元後 天然樹脂として生ゴム(ゴムの木)...
タグ:化学・高分子
食品容器用金型
食品容器にはプラスチックが多数使用されています。PETボトルや食品のカップ、包装は大半がプラスチックとなっています。 食品容器は、人間が安心して食することができるように、衛生的であって、ばりによって唇や舌、指等を傷つけることがないように品質...
医療用具用金型
医療用具にはプラスチックがたくさん使用されています。その生産方法としては射出成形が多数採用されています。 したがって、医療用具のかなりの部分は、金型を使用して生産が行われているとも言えましょう。 代表的なプラスチック製医療用具には、下記に示...
プラスチックマグネット用金型
プラスチックマグネットは、磁石の粉末を樹脂やエラストマーに混ぜた成形材料です。射出成形加工によって、形状の自由度の高い磁石成形品を生産することが可能です。 焼結磁石に比較すると、軽量で薄肉形状の製品にも対応が可能です。しかし、磁力そのものは...
ポリサルホン(成形材料とその用途)
ポリサルホンは、耐熱水性が良好な透明樹脂です。酸やアルカリにも強く、機械的特性も安定しています。 食品や医療用の安全性が良好なので、この分野では採用例が増えています。 ただし、有機溶剤に対しては弱いので注意が必要です。 ガラス繊維強化も行わ...
液晶ポリマー(成形材料とその用途)
液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer、LCP)は、耐熱性の良好な結晶性樹脂です。 ガラス繊維を30~40%程度強化することで、荷重たわみ温度は270~310℃程度まで上昇させることができるので、表面実装用対応用の精密電...
ポリプロピレン(成形材料とその用途)
ポリプロピレンは、軽量で耐熱性の良好な結晶性樹脂です。半透明なグレードもあります。 ポリプロピレンは、特にヒンジ部の繰り返し疲労特性が良好で、他の樹脂に比べて優れた特徴を持っています。また、食品関係に使用しても安全性が良好なので、様々な容器...
タグ:樹脂(熱可塑性)
ポリスチレン(成形材料とその用途)
ポリスチレンは、耐薬品性が良好な透明樹脂です。射出成形加工ができる樹脂として古くから多用されてきました。 家電の普及に従って、様々な分野で使用されている身近な存在でもあります。 粒状のゴム成分を分散させることによって、耐衝撃性ポリスチレン(...
タグ:樹脂(熱可塑性)
シクロオレフィン系樹脂(成形材料とその用途)
最近商品化された透明なプラスチックです。非晶性樹脂であって、軽量、耐薬品性も良好です。 光学的特性では複屈折率が低く、アクリル樹脂と同水準の性能を有しています。また、吸水率も低く、耐熱性があるのでスチーム滅菌もできますから、薬品関連にも使い...
ABS樹脂(成形材料とその用途)
ABS樹脂は、非晶性樹脂であって、アクリロニトリルとブタジエンとスチレンからなる共重合体です。 汎用プラスチックの中では、安定した強さと美しい光沢が得られ、家電製品を中心に幅広く使用されています。 成形品の表面にめっきを施したり、スパッタリ...
アクリル樹脂(PMMA)(成形材料とその用途)
アクリル樹脂(メタクリル酸メチルエステル、PMMA)は、透明な非晶性の樹脂で、レンズや照明関係に古くから利用されています。 最近では、素材に他の化学成分を加えて改質が行われ、性能が向上されているグレードも各種開発されています。 アクリル樹脂...
ポリエチレンテレフタレート(成形材料とその用途)
ポリエチレンテレフタレート(PET)は、ペットボトルに使用されている透明な飽和ポリエステル樹脂です。 耐薬品性、耐熱性が良好であるので、食品容器類を中心に利用されています。 また疲労強度も良好で、電気特性も優れています。 ガスバリア性は極め...
PPS樹脂(成形材料とその用途)
PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)は、荷重たわみ温度が260℃近辺まで耐えられるスーパーエンプラです。 架橋型、半架橋型、直鎖型の種類があります。 はんだの融点よりも荷重たわみ温度が高いので、リフローはんだ用の表面実装対応の電子部品に...
ポリカーボネイト(成形材料とその用途)
ポリカーボネイトは、透明で、強度が高い耐熱樹脂として、広い分野で応用が図られています。 最近では、ABS樹脂等とアロイにしたタイプも、工業用として多用されています。 非晶性であって、光線透過率も良好でありレンズやカバー類には好適な樹脂の一つ...
POM樹脂(成形材料とその用途)
POM樹脂(ポリアセタール、ポリオキシメチレン)は、破壊強さ等の機械的特性や耐磨耗特性などが優れたエンジニアリングプラスチックです。 POMには、単独重合体(ホモポリマー)と共重合体(コポリマー)があります。 ホモポリマーとコポリマーでは、...
PBT樹脂(成形材料とその用途)
PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)は、耐熱性が良好で、機械強度の高いバランスのとれた樹脂です。 結晶性であり、有機溶剤や油類にも耐える特徴を有しています。 電気抵抗や誘電率も変化しにくく、電気電子用途にも多用されています。 ただし、加...
ポリアミド(成形材料とその用途)
ポリアミドは、ナイロン(商標名)として著名ですが、PA6、PA66、PA46、芳香族ポリアミドなどの種類があります。 特徴としては、摩擦磨耗特性が優れているので、騒音が発生しにくく、安定した摺動が得られます。 また有機溶剤や油に対する性能も...
ガラス繊維入りプラスチックの成形収縮率
熱可塑性プラスチックは、ご存知のように冷却固化する過程において成形収縮が発生します。 成形収縮の度合いは成形収縮率と呼ばれており、プラスチックの種類によって概ねの値が知られています。 ガラス繊維等の充填物(フィラー)が含まれていないナチュラ...
プラスチック成形材料の充填材
プラスチック成形材料には、強度を向上させる目的などで、様々な充填材や強化材がコンパウンドされます。 主な充填材には下記のようなものがあります。 ガラス(Glass) 炭素(Carbon) 炭酸カルシウム(Calcium carbonate)...
ポリメチルペンテン(新しい成形材料の紹介)
ポリメチルペンテン(Polymethylpemtene)は、立体規則性ポリオレフィンであり、透明性のある成形材料です。 家電、医療機器、食品関係で採用されることが多い、結晶性プラスチックです。食器洗浄機部品、耐熱電子レンジコンテナ、アイロン...
ポリエーテルイミド(新しい成形材料の紹介)
ポリエーテルイミド(Polyether imide、PEI)は、電子産業において活用されている成形材料です。非晶性プラスチックであり、ポリカーボネイトとポリマーアロイとして使用される例もあります。 主な特徴は、下記の通りです。 荷重たわみ温...
ポリアミドイミド(新しい成形材料の紹介)
ポリアミドイミド(Polyamide-imide、PAI)は、荷重たわみ温度が180℃程度であり、高温で高い強度を有する成形材料です。 ガラス繊維、カーボン繊維、グラファイトなどで強化したグレードは、高温環境において優れた摺動特性があります...
ポリエーテルサルホン(新しい成形材料の紹介)
ポリエーテルサルホン(Polyethersulfone、PES)は、耐熱水性に優れた非晶性プラスチックです。 食品産業用部品や排水用部品、半導体超純水関連部品、電子部品、ヘッドランプリフレクター、調理機器部品などに採用されています。 ガラス...
ポリエーテルエーテルケトン(新しい成形材料の紹介)
ポリエーテルエーテルケトン(Polyetheretherketone、PEEK)は、英国ビクトレックス社が開発した芳香族系熱可塑性プラスチックです。 融点が330℃程度であり、優れた耐熱性を有しています。ガラス繊維で強化することにより、強度...
ポリイミド(新しい成形材料の紹介)
ポリイミド(Polyimide、PI)は、耐熱性が特に優れた成形材料です。荷重たわみ温度は、250~360℃とプラスチック材料では最高水準にあります。つい最近では、射出成形が可能なグレードも開発されてきています。 ポリイミドは、全芳香族ポリ...
シンジオタクチックポリスチレン(新しい成形材料の紹介)
シンジオタクチックポリスチレン(Syndiotactic Polystyrene,SPS)とは、メタロセン触媒を利用して合成されたポリスチレンです。 シンジオタクチックの意味は、立体規則性があるという意味で、下記のような優れた特徴があります...
ノーベル化学賞に関するプラスチック(ポリアセチレン)
筑波大学教授 白川英樹先生がノーベル化学賞を受賞されたことは、皆さんの記憶にもまだ新しいと思います。 白川先生の研究されていた内容は、導電性プラスチックに関するものです。導電性プラスチックは、電池材料や電子部品材料として、今後有力な材料とし...
タグ:化学・高分子
プラスチック添加剤について
プラスチック成形材料には、その性質を安定させたり、特徴を付加するために様々な添加剤が使用されています。 プラスチックは、温度、湿度、光、放射線などによって劣化を起こすことが知られておりますが、劣化から材料を防御したりするためにも添加剤は使用...
タグ:化学・高分子
プラスチック成形材料の化学構造式
射出成形加工の原材料であるプラスチック材料は、原油や天然ガス等に含まれている成分を化学合成して生産されています。 実際に射出成形金型を設計する上では、プラスチック材料の成分や化学構造式は、さほど気にかける存在ではありませんが、ここで少し原材...
プラスチックの歴史
今回は、少し技術的な内容から離れて、プラスチックの歴史について物語り風に記述してみましょう。 プラスチックが工業分野で大量に使用されるようになったのは、わずか60年ぐらい前の出来事でした。 それ以前には、天然樹脂を人類は使用しており、500...
タグ:業界動向・コラム
スーパーエンプラの紹介
一般に、荷重たわみ温度が150℃以上のエンジニアリング・プラスチックのことを、「スーパーエンプラ」と称しています。 スーパーエンプラは、21世紀の新しい製品に多用されるものと予測されている近未来の材料です。 スーパーエンプラの代表的な材料の...