プラスチック材料のLCA(ローコストオートメーション)への利用は、次のようなプラスチック材料の特質を活用しています。

(1)プラスチック材料の主な機械的特質と応用事例

 プラスチック材料の主な機械的特質は下記が挙げらます。

プラスチックの機械的特質 典型的なプラスチックと特性値 LCAの応用事例
四フッ化樹脂、ポリアセタール、ナイロン:動摩擦係数が0.1以下 動摩擦係数が小さい
(自己潤滑性)
しゅう動案内のガイド
ワークガイド
搬送シューターの底板
動摩擦係数が大きい アクリル、ユリア、フェノール:動摩擦係数が0.3以上など ブレーキ材料
軽い
吸振性がある(静音化)
エンジニアリングプラスチック類 歯車
治具プレート(手作業用)
衝撃吸収性がある(硬度が小さい) ナイロン、エポキシガラス、その他 保護板(ハンドリングクランプ先端部など)
電気絶縁性が高い ポリアセタール、ナイロン、ベークライト 電気的検査機器の絶縁部材
ワッシャ、カラー
耐薬品性が高い ポリアセタール、ナイロン 洗浄処理の周辺部材
ケミカルプロセスの周辺部材
透明、着色処理ができる アクリル、ポリカーボネイト、その他 カバー
遮光制御

(2)プラスチック材料の使用上の留意点

 プラスチック材料は、上記の長所の反対として下記のような短所があります。したがって、LCAの部材として使用する上では、次の留意点を守る必要があります。

図(プラスチック材料と留意点)

(3)その他のプラスチック材料の応用性

 プラスチック材料は色々な材料を混成させて複合部材化することで、金属材料にはない優れた機械的特質を持たせることが可能です。エンジニアリングプラスチック分野としてさらに発展中です。

■例

※カーボンとの混成・・・カップリング用スペーサ
※アスベストやガラス繊維との混成・・・プラスチック軸受
※プラスチック(ABS、ポリプロピレンなど)へのめっき処理・・・耐磨耗部品

写真(エンジニアリングプラスチック(断熱板)の使用例