樹脂(熱可塑性)
樹脂のガラス転移温度Tg
熱可塑性樹脂は、温度が融点以上になると溶融し、液状になりますが、冷却していくとだんだん粘度が高くなりゴム状態になり、最終的には固化していきます。ゴム状態から固化状態(ガラス状態と呼んでいます)になる境界の温度を「ガラス転移温度」と呼んでいま...
スチレン系プラスチックの特徴
スチレン系プラスチックは、硬質の射出成形品に多用されている樹脂です。主な種類には以下の材料があります。 (1) ポリスチレン (2) ハイインパクトポリスチレン (3) ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体) (4) ...
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オレフィン系プラスチックの特徴
オレフィン系プラスチックは、射出成形に多用されている成形材料です。代表的な樹脂としては下記が挙げられます。 (1)ポリプロピレン(PP) (2)低密度ポリエチレン(LDPE) (3)エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA) (4)ポリメチルペン...
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ポリ乳酸の応用事例
植物由来の生分解性プラスチックの中でも強度が高く、耐熱性も優れる材料として普及をしているのがポリ乳酸(PLA)です。ポリ乳酸を採用した成形品は、さまざまなジャンルで実用化されています。 主な応用事例を以下に紹介します。 成形種類 主な応用事...
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生分解性プラスチックの応用例
使用後に、土壌中や海底などで、微生物によって生分解するプラスチックが各種開発されて市販が進んでいます。このような種類のプラスチックは、環境保護に優れた効果を発揮できる素晴らしい素材であり、今後も幅広く、かつ大量に利用されていくものと考えられ...
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耐食ライニング(防食法)
ライニングとは、鉄板や鉄管でできためっき槽や輸送管の内部に耐食材料を貼り付けて、腐食環境から構造体を保護する働きをさせるものです。 塗装による塗膜の厚さが100から数百μmであるのに対して、ライニングの厚さは、数ミリであるのが普通ですから、...
導電性高分子
プラスチックは、高分子構造(多数の分子が連なっている構造を持つ物質)をしていますが、一般に高分子構造物質は電気を通しにくい性質をもっています。プラスチックのほとんどは電気を通しにくい電気絶縁物質でありますので、電気関係の遮断機(ブレーカー)...
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ポリグリコール酸 PGA
ポリグリコール酸(PGA)は、石油を原材料として合成される脂肪族ポリエステルで、生分解性の特徴を有するプラスチックです。 ポリグリコール酸の最大の特徴は、酸素ガスや炭酸ガスを透過させにくい性質に優れている点が挙げられます(ガスバリア性)。ガ...
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初期のプラスチック材料
現代社会では、自動車や家電、食品容器、医療用具などの生活に不可欠な製品の無数の部品に、プラスチック素材が利用されています。しかし、工業用途で使用されるプラスチックが、化学合成によって人工的に生産が可能になったのはわずか135年ほど前であって...
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生分解性プラスチックの分解機構(その2)
生分解性プラスチックは、土中やコンポスト中、海底等において、微生物の働きによって水や二酸化炭素に分解されます。 その分解の機構は、以下のような段階を経てなされることが分かってきました。 生分解性プラスチック ↓ 水、pH、温度+微生物 ↓ ...
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生分解性プラスチックの分解機構(その1)
生分解性プラスチックは、土中やコンポスト中、海底等において、微生物の働きによって水や二酸化炭素に分解されます。 その分解の機構は、以下のような段階を経てなされることが分かってきました。 生分解性プラスチック ↓ 水、pH、温度+微生物 ↓ ...
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ゲートサイズの計算例(その3)
先回に引き続き、プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 PBTガラス30%入り製の電子部品成形品金型があり、サブマリンゲートゲート1箇所で...
ゲートサイズの計算例(その2)
先回に引き続き、プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 PBTガラス30%入り製の電子部品成形品金型があり、サブマリンゲートゲート1箇所で...
ゲートサイズの計算例(その1)
プラスチック射出成形金型の成形品重量と成形品の最大寸法からゲート径を導く計算式を用いて、ゲートサイズの目安をを求める検討をしてみます。 問題 ABS製の容器射出成形品金型があり、ピンポイントゲート1箇所で金型を設計したいと考えている。この場...
生分解性プラスチックの種類
バクテリアや生物によって生分解されるプラスチックが開発されて、さまざまな素材が使用されるようになってきています。生分解性プラスチックで、現在利用が始められているものには、以下のような材料があります。 ■化学合成によるもの ポリ乳酸 ポリカプ...
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医療器材に使用されるプラスチック
注射器や薬瓶などの医療用器材には、プラスチックが多用されうようになってきています。医療用器材は、私たちの健康を守り、病魔から逃れるための医療を実施するために必要不可欠な道具であり、そのような人体に直接関与する部品でもあるために、安全性、信頼...
シクロオレフィンポリマーの応用例
シクロオレフィンポリマーは、透明度が優秀で、耐熱性があり、金型の表面転写性も良好なため、レンズ類の射出成形品として採用事例が増えてきています。 フラットパネルディスプレイ(FDP)用導光板、光ピックアップレンズ、ディスクなどの光学部品に多用...
機能性樹脂
機能性樹脂とは、酸素を吸収する性質を持っていたり、通気性を遮断する機能をもつような樹脂をさしています。 機能性樹脂は、主にペットボトルや食品容器などの飲料・食品包装関連で多用されています。 代表的な機能性樹脂には、以下のようなものがあります...
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生分解性プラスチックス-ポリ乳酸とそのアプリケーション
射出成形加工が可能な生分解性プラスチックの代表格として、ポリ乳酸(Poly Lactic Acid,PLA)があります。 ポリ乳酸は、さつま芋やじゃが芋、とうもろこしなどのでんぷんを素材とし、乳酸菌による発酵プロセスを経て、化学合成される植...
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生分解性プラスチック2
生分解性プラスチックは、土中や大気中のバクテリアや微生物によって、生物学的に分解されるプラスチックのことです。 従来の石油化学によって合成されるプラスチックは、微生物によって分解されることはなく、半永久的に廃棄物として残存するものと考えられ...
生分解性プラスチック1
生分解性プラスチックは成形品を土中等へ埋設すると、バクテリアや細菌類によって生物学的に分解される特性を持ったプラスチックです。 このような特徴は、石油由来のプラスチックと比較しますと、環境保護には最適な特性であると言えます。 生分解性プラス...
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真空装置用材料(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-23)
真空環境を利用する装置類は、機能薄膜の普及や高純度材料の使用用途の拡大などの理由で、急速に種類が増えています。従来の半導体関連装置やチップ構造の電子部品のほかに、液晶ディスプレイ、PDP表示装置などの材料真空注入装置、EL関連装置など、日本...
プラスチックと使用のポイント(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-21)
プラスチック材料の LCA(ローコストオートメーション) への利用は、次のようなプラスチック材料の特質を活用しています。 (1)プラスチック材料の主な機械的特質と応用事例 プラスチック材料の主な機械的特質は下記が挙げらます。 プラスチックの...
LCA用構造材料の分類(LCA:ローコストオートメーションを支える機素材料の基本-5)
LCA(ローコストオートメーション) に使用する構造材料の全体概要を解説します。 (1)LCA用構造材料の分類 LCA用構造材料は次のように分類できます。 (2)LCA用構造材料の主な特性比較 上記(1)の分類から、代表的な材料特性の比較表...
食品容器用金型
食品容器にはプラスチックが多数使用されています。PETボトルや食品のカップ、包装は大半がプラスチックとなっています。 食品容器は、人間が安心して食することができるように、衛生的であって、ばりによって唇や舌、指等を傷つけることがないように品質...
医療用具用金型
医療用具にはプラスチックがたくさん使用されています。その生産方法としては射出成形が多数採用されています。 したがって、医療用具のかなりの部分は、金型を使用して生産が行われているとも言えましょう。 代表的なプラスチック製医療用具には、下記に示...
ポリプロピレン(成形材料とその用途)
ポリプロピレンは、軽量で耐熱性の良好な結晶性樹脂です。半透明なグレードもあります。 ポリプロピレンは、特にヒンジ部の繰り返し疲労特性が良好で、他の樹脂に比べて優れた特徴を持っています。また、食品関係に使用しても安全性が良好なので、様々な容器...
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ポリスチレン(成形材料とその用途)
ポリスチレンは、耐薬品性が良好な透明樹脂です。射出成形加工ができる樹脂として古くから多用されてきました。 家電の普及に従って、様々な分野で使用されている身近な存在でもあります。 粒状のゴム成分を分散させることによって、耐衝撃性ポリスチレン(...
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シクロオレフィン系樹脂(成形材料とその用途)
最近商品化された透明なプラスチックです。非晶性樹脂であって、軽量、耐薬品性も良好です。 光学的特性では複屈折率が低く、アクリル樹脂と同水準の性能を有しています。また、吸水率も低く、耐熱性があるのでスチーム滅菌もできますから、薬品関連にも使い...
ABS樹脂(成形材料とその用途)
ABS樹脂は、非晶性樹脂であって、アクリロニトリルとブタジエンとスチレンからなる共重合体です。 汎用プラスチックの中では、安定した強さと美しい光沢が得られ、家電製品を中心に幅広く使用されています。 成形品の表面にめっきを施したり、スパッタリ...
アクリル樹脂(PMMA)(成形材料とその用途)
アクリル樹脂(メタクリル酸メチルエステル、PMMA)は、透明な非晶性の樹脂で、レンズや照明関係に古くから利用されています。 最近では、素材に他の化学成分を加えて改質が行われ、性能が向上されているグレードも各種開発されています。 アクリル樹脂...
ポリエチレンテレフタレート(成形材料とその用途)
ポリエチレンテレフタレート(PET)は、ペットボトルに使用されている透明な飽和ポリエステル樹脂です。 耐薬品性、耐熱性が良好であるので、食品容器類を中心に利用されています。 また疲労強度も良好で、電気特性も優れています。 ガスバリア性は極め...
ガラス繊維入りプラスチックの成形収縮率
熱可塑性プラスチックは、ご存知のように冷却固化する過程において成形収縮が発生します。 成形収縮の度合いは成形収縮率と呼ばれており、プラスチックの種類によって概ねの値が知られています。 ガラス繊維等の充填物(フィラー)が含まれていないナチュラ...
プラスチック成形材料の充填材
プラスチック成形材料には、強度を向上させる目的などで、様々な充填材や強化材がコンパウンドされます。 主な充填材には下記のようなものがあります。 ガラス(Glass) 炭素(Carbon) 炭酸カルシウム(Calcium carbonate)...
ポリメチルペンテン(新しい成形材料の紹介)
ポリメチルペンテン(Polymethylpemtene)は、立体規則性ポリオレフィンであり、透明性のある成形材料です。 家電、医療機器、食品関係で採用されることが多い、結晶性プラスチックです。食器洗浄機部品、耐熱電子レンジコンテナ、アイロン...
シンジオタクチックポリスチレン(新しい成形材料の紹介)
シンジオタクチックポリスチレン(Syndiotactic Polystyrene,SPS)とは、メタロセン触媒を利用して合成されたポリスチレンです。 シンジオタクチックの意味は、立体規則性があるという意味で、下記のような優れた特徴があります...
主要なプラスチックの熱拡散率
プラスチック射出成形品の冷却時間を計算するためには、プラスチックの熱拡散率を知る必要があります。【表1】に、主要なプラスチックの熱拡散率を示します。 α:キャビティ表面温度における樹脂の熱拡散率(mm 2 /sec) α=λ/(c・ρ) λ...
真空成形法・圧空成形法
真空成形法は、鶏卵のパッケージやプリンのカップ、包装用器などの薄いプラスチックシート状の成形品を加工する成形法です。 真空成形法は、射出成形法のように原材料ペレットを一旦溶融させることはせずに、あらかじめシート状に成形されたプラスチック板を...
特殊な射出成形方法(ブロー成形法)
ブロー成形法は、ジュース等のペットボトル容器(ペットは、PETポリエチレンテレフタレート樹脂のこと)などの中空成形品を射出成形する方法です。 シャンプーの容器、しょうゆ等調味料の容器、洗剤容器などの生産に世界中で多用されています。 ブロー成...
特殊な射出成形方法(二色射出成形法)
今回から特殊なプラスチック射出成形法について、紹介を行いたいと思います。 まず初回は、二色射出成形法です。 二色射出成形法は、最近では「二材質射出成形法」とか「異材質射出成形法」などと呼ばれる場合もある成形方法です。2種類の熱可塑性プラスチ...