ここでは3ステーションの自動停止機能を持つワーク搬送コンベヤ(【写真1】)を事例に、LCA(ローコストオートメーション)の機構設計を解説します。
(1)ワーク搬送コンベヤを構成する主な機構要素
コンベヤ上に運ばれてきたワークを位置決めし搬送する簡易自動機(LCA)で、例えば、搬入—位置決め/検査ー排出前停止などの一連の操作のための補助装置として応用できます。次の機構要素で構成されています。
1. | 平ベルト回転機構とコンベヤ張力調整機構 | |
2. | モータトルクのチェーン伝達機構 | |
3. | ワーク位置決め機構 | |
4. | ワーク検知と駆動制御用センサシステム |
(2)ワーク搬送コンベヤ設計のポイント
ローコストで組立調整やメンテナンスが容易なLCAとなる様、次の箇所に設計の工夫があります。
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