Question
超硬ドリルで高精度穴加工(穴径公差H7、穴位置精度0.01以内)したい。
ドリルで位置決め穴加工していますが、穴位置ずれや穴径公差の振れ、穴の曲がりなどの問題が発生し位置決めが中々決まらない。お勧めの方法があったら教えてほしい。
Answer
超硬ドリルで高精度穴加工する時のポイント
- 穴曲がり防止のためドリルの各刃のリップハイト差は0.01mm以内に抑えた工具を使用。
- 穴径精度維持のためドリル刃径公差h6以内の工具を使用。
- ドリル曲がりは最大曲がり量0.01mm/100mm以内の工具を使用。
- 工具のクランプ方法は焼き嵌め方式を使用。
- ドリルガイド穴は穴曲がり抑制や位置精度維持のため、ドリルがブレる可能性のあるセンタードリルによる先端ガイド方式ではなく、フラットドリルの座繰り穴(穴深さは外径の3倍以上)による外径ガイドで効果的。
- Φ5以上であれば2枚刃でなく3枚刃の方が回転体として安定しており、加工時の振動が少なく芯厚も厚いのでドリルがブレにくく高精度加工に最適。
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