[2024/6/12公開]
Question
テーパネックエンドミルの有用性を教えてください
ネックをわざわざ細くしているロングネックのエンドミルで、シャンク側を太くしているテーパネックエンドミルがありますが、加工物と干渉して邪魔かと思うのですが、何に使うのですか?
Answer
金型などのポケット加工ではロングネックのエンドミルを使用しますが、テーパネックはネックを干渉せずに高品質、高効率の加工ができます
ロングネックエンドミルは、深いポケットの金型加工で多く使われます。
金型には抜き勾配が0.5~3°程度、特に1°から2°の抜き勾配が多く設定されています。ですので金型加工ではネックがテーパ状のテーパネックエンドミルが、加工物に干渉せず適応できることが多くあります。
エンドミルのたわみ量は径の影響が非常に大きく、テーパネックはストレートネックに比べ高剛性なので、ビビリが減少し早送りや高品質の加工が可能となります。