(1)塗料の構成要素
塗料を構成する要素は<1>塗膜形成主要素、<2>塗膜構成助要素、<3>顔料、<4>溶剤であります。塗膜形成主要素は、塗料の性質を決める重要な主成分であって、重合油、天然または合成樹脂、繊維素、ゴムの誘導体などの高分子物質が含まれています。高分子といっても分子量3,000〜6,000位の比較的分子量の小さい高分子が用いられています。これらは塗装・乾燥後より高分子のポリマーになります。
塗膜構成助要素(塗料添加剤)には、可塑剤、乾燥剤、硬化剤、増粘剤、などがありますが、これらの添加剤は要求される塗膜の性質に応じて添加されます。溶剤は、鼓膜構成要素を溶解して顔料を分散させます。
(2)塗料の各種分類
塗料は、【表1】に示すように、各種の方向から分類することができます。
【表1】塗料の各種の分類
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