バリ
特徴の説明とレイアウト(抜き落とし順送り金型の設計 その1)
【図1】のような製品を、抜き落とし順送りで加工しようとします。そのときのレイアウトが【図2】に示したようになります。 レイアウトの考え方は、製品を穴抜きと外形抜きに分けて考えます。加工手順としては「穴抜き→外形抜き」とならなければなりません...
ガス焼けの原因と対策
プラスチック射出成形では、細いリブの先端部等にガス焼けが発生し、成形品の一部が黒変し炭化してしまう現象が見られる場合があります。 ガス焼けの発生メカニズムは、金型のキャビティ内部の空気が、キャビティ内部に流入してきた溶融プラスチックによって...
総抜き加工の特徴(総抜き型の設計 その1)
総抜き加工については、 総抜き型の構造(金型構造のいろは その6) で総抜き型の最も基本的な構造を示しています。まずは、加工および金型構造のイメージを取り込んで下さい。 総抜き加工とは、外形抜きと穴抜きを同時に加工します。 そのメリットはい...
多数穴のある穴抜き型の設計(穴抜き型の設計 その11)
【図1】に示すような穴数の多い製品では、1回で加工すると金型破損等の問題が発生する場合があります。このようなときに、穴加工を分けて加工しますが、その際の注意事項を説明します。 穴加工を分けるときには、 共通するものをまとめる(形状、精度等)...
曲げ割れを防ぐ(曲げ加工の問題点と対策 その1)
曲げと割れの関係については、材料の圧延方向と曲げ線の関係があります。材料の圧延方向と曲げ線は、直角または角度で交わる関係が割れ防止となります。 【図1】に示すように、曲げ半径を大きくすることも効果があります。曲げ半径は板厚の5倍程度が大きく...
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抜きバリ(抜き加工の問題点と対策 その1)
通常の抜き加工では、パンチ・ダイの切れ刃によって、材料は【図1】に示すように「だれ→せん断面→破断面→バリ」の順で、切り口面が形成されます。 プレス加工で最も多く利用されている軟鋼板(SPC材)を標準的なクリアランスで切断すると、せん断面の...
圧縮成形法
圧縮成形法は、熱硬化性プラスチックの成形法として使用されている成形法です。熱硬化性プラスチックは、常温では液状ですが、加熱しますと固化し、一度固化すると永久に固体のままである特性を持っています。固化は、架橋反応という化学変化によってもたらさ...
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曲げ部強度の関係から(曲げ加工のいろは その6)曲げの注意形状(3)
曲げで、【図1】に示すように、バリ面が外側にあると割れが発生しやすくなります。特に曲げ線の両端に現れやすいです。イメージしやすいバリを表現に使いましたが、曲げの両端面(切り口面)の状態が悪いと材料の伸び限界が下がり、割れが発生しやすくなる。...
エアベントの設け方
金型のキャビティ空間には、空気が存在しています。射出成形では、キャビティ空間に溶融したプラスチックを充填するわけですが、言い換えれば、空気と溶融プラスチックを置き換える工程であるとも表現できます。 したがいまして、空気を効率的にキャビティの...
絞り金型構造:抜き絞り型(金型構造のいろは その20)
抜き絞り型は、ブランク抜きと初絞りを組み合わせた複合金型です。 【図】(a)は上向き絞りの構造です。【図】では固定ストリッパ構造を示しましたが、ストリッパを上型に付ける可動ストリッパ構造もあります。加工のイメージは「加工内容」として示した図...
1個取り金型の型締め力バランスの安定化
1個取り金型では、スプル-に対して型板の半分側のみにキャビティを配置する事例が多くなります。(【図1】の例参照) 型板のサイズが大きくなりますと、片側のみにしか受圧部分がないために、射出成形時に型締め力のバランスが崩れ、成形品の周囲にバリが...
切断型(金型構造のいろは その8)
切断加工はスクラップを出さずにせん断し、分離する加工方法です。この方法が採用できれば、材料の利用率(歩留まり)は最高に高められます。 切断型の基本的な構造を示したものが【図1】です。材料は固定ストリッパのトンネル部分の通過して、突き当てにあ...
両面バリなし抜き加工(抜き加工のいろは その15)
抜き加工のバリはでるものであり、無くすことは難しいです。そのために、加工後にバリを面打ちして取ることはよく行われています。PL問題があり、最近ではバリ取りは増える傾向にあります。 バリを無くす加工方法の一つがここに示す方法です。一般的には「...
仕上げ抜き加工(抜き加工のいろは その14)
仕上げ抜きは、きれいな切り口面を得るための抜き加工です。仕上げ抜きではクリアランスをほぼゼロにします。そして、パンチまたはダイの刃先に丸みを付け破断の発生を遅らせることで、きれいな切り口面を作ります。 ブランク加工の時には【図1】に示すよう...
アウトカット加工(4)マッチング(抜き加工のいろは その10)
順送加工等で外形形状をアウトカット加工で作ると、【図1】に(a)~(d)で示した切りつなぎ部ができます。切りつなぎ部は、2つのパンチで交叉して作られる形状部分のことをいいます。このような部分を一般的には「マッチング部」といいます。 【図1】...
アウトカット加工(2)(抜き加工のいろは その8)
【図1】は、切り欠きと切断を利用した外形形状加工の例を示しています。材料の幅方向の形状は切り欠き加工で加工して、送り方向の形状は切断を利用して材料節約をする考え方です。切断加工を用いていますから、加工された製品のバリ方向は部分的に異なります...
アウトカット加工(1)(抜き加工のいろは その7)
抜き加工の基本的な加工は【図1】に示すような内容になります。ブランク抜きと穴抜きは内容は同じで、使い方が違うだけです。この基本的な加工方法を組み合わせて、外形形状加工をします。 【図2】の形状をサンプルとして、アウトカット加工での輪郭形状の...
スリット(切り込み)加工(抜き加工のいろは その6)
スリット加工は切り込み線を入れる加工です。スクラップを出さずに形状を作ることができます。スリット加工の使い方を覚えて下さい。 【図1】はスリット加工のイメージを現しています。材料の端から切り込みを入れるものと、料の中に切り込みを入れる方法が...
切り欠き加工(抜き加工のいろは その5)
切り欠き加工は地味な加工ですが、大変多く利用されている加工法です。その特長を学んでください。 【図1】は切り欠きを示しています。切り欠き加工の寸法設定は、穴抜き加工と同じです。切り欠き寸法=パンチ寸法とします。したがって、クリアランスはダイ...
分断加工(抜き加工のいろは その4)
【図1】は分断加工を現した図です。切断加工とイメージが似ていることから、よく比較されます。切断は製品の左右のバリ方向が逆になりますが、分断では揃います。その代わり幅で(2本線で)切るので、スクラップがでます。切断より材料の利用率は多少悪くな...
切断加工(抜き加工のいろは その3)
切断加工はシンプルなせん断加工です。この加工方法が使えれば、簡単な金型で歩留まりの良い加工ができます。 【図1】は切断加工を現した図です。切断は1本の線で材料を切ります。そのため切った左右のバリ方向は逆になります。製品によってはバリ方向指定...
ブランク加工(抜き加工のいろは その1)
抜き加工の基本は打ち抜き加工です。打ち抜き加工では、プレス加工製品の輪郭形状を作ることが多いです。輪郭形状を作る加工を、外形抜き加工とかブランク加工(ブランキング)と呼びます。 そのイメージが【図1】です。材料から抜かれた部分が製品です。 ...
成形品の穴の作り方
今回は、成形品に穴を作りたい場合の金型の基本構造について解説をします。 成形品に穴を作るためには、キャビティやコアピンにより、樹脂が流れ込まない部分を形成する必要があります。その基本構造例を【図1】に例示します。 A.突き当て構造 この構造...
必要型締力の基礎知識
射出成形金型を成形機に取り付け、溶融樹脂を射出ノズルから金型内部へ注入しますと、キャビティ内部には高い充填圧力が作用します。この圧力によって金型のパーティング面は開こうとしますので、これを瞬間的に開かないように締め付けておく必要があります。...
抜きダイの形状設計
抜き型では打ち抜かれた材料がダイの中を通過して落下します。この部分(ダイ断面)は切れ刃部、ランド部(平行部とも呼ぶ)及び逃がし部(逃げ、二番と呼ぶこともある)から構成されています。ランド部は再研摩代を見込んで作られますが、欲張って長くすると...