[2023/10/18公開]
Question
小物ワークを多数個取りする際に便利なクランプはありますか?
・クランプ部品が場所を取ってしまい、配置できるワーク数が少ない
・ワークサイズが小さく、治具とツールの干渉が気になる。
Answer
小サイズで操作が簡単なクランプ部品を使用する
・治具がスペースを取らず、加工範囲を最大限に活かした多数個取りが可能に
・操作性の良い治具で工程集約にもつながる
小サイズのクランプ部品を使用するメリット
① 治具による加工への干渉を軽減
クランプ部品の背が低いため、刃物と治具の干渉を避けることができます。
また、側面からクランプを行うため、ワーク上面加工の邪魔をしません。
② 加工エリアを最大限に活用
省スペースでの治具配置が可能なため、加工可能範囲に最大限ワークを敷き詰めることができます。
これにより、一度の機械稼働における生産効率が向上します。
③ 低コストでの治具製作が可能
バイスや専用治具と違い、小物クランプは安価で購入することができるため、
自前のプレートやブロックとの組み合わせでコストを抑えた治具設計が可能です。
干渉を考慮した小型クランプ
さまざまな種類があるため、ワークに合わせた治具設計を実現します。
・ワークに応じて豊富なラインナップ
・全高が低く、小物ワークのクランプでも
ツールと治具の干渉が少ない
・ネジ締めのみの簡単な操作
・両押しタイプの使用で作業効率向上
・小サイズながら最大66kNの高クランプ力
・プレートへの組み付けで、外段取りによる
工程集約を実現
ワンチャックで多数個クランプできる治具キットで更なる工程集約を実現
マルチオートクランプ
使用事例
生産現場での使用事例
出典:株式会社ナベヤ