Question
超硬ボールエンドミルを再研磨に出す時の最適な摩耗状況を教えてほしい
社内規定で一定加工時間にて再研磨に出しているが、個人的にはまだ使える気がしている。また、R部の摩耗や欠けが大きいと想定より研磨代が高く、研磨不可などが発生している。
再研磨に出す最適な摩耗状況がわかる基準があれば知りたい。
Answer
超硬ボールエンドミルの再研磨に出す最適な摩耗状況
下記の3つのポイントを参考に、再研磨に出すタイミングを検討してみてください。
- 摩耗幅は0.4~0.8mmであれば切断せずR部のみの研磨で対応可能(図1-1)
- 摩耗幅が0.2mm未満であれば再研磨は対応可だが、中仕上加工レベルならそのまま使用可能(図1-2)
- 欠け含め先端摩耗が1mm以上になる場合は切断が発生しコスト増(図1-3)
切断後にR研磨を再現する十分な刃長が取れない場合は再研磨不可(図2)
図1 刃の摩耗の正面図
図1-1
図1-2
図1-3