パイプローラを使用するローラコンベヤは、コロの原理を応用したコンベヤで、次の3種類に分類できます。
新製品のパイプローラは、フリーローラコンベヤや駆動ローラコンベヤの作業エリア用フリーローラなどに簡単に使用できます。
(1)ローラコンベヤの特徴解説
(1)フリーローラコンベヤ
- はしご状に組み立てた2本の両端ビーム間にローラを一定間隔で並列に組付けた構造。
- ローラ上に搬送物を載せ、人が押したり、傾斜を持たせ重力を利用して搬送させる(【図1】)。
- テーパローラを用いたカーブローラコンベヤやジャンクショユニットとの組み合わせで、多様なコンベヤシステムが構成できる(【図2】)。
(2)駆動ローラコンベヤ
- 搬送重量が重い場合、手作業では危険が伴う場合、重力利用にも合わない場合などでは、回転駆動力を持たせ自動搬送させる。
- 駆動方式には、[1] 軽量搬送に適したローラ駆動方式(Vベルト、平ベルト使用)、[2] 重量搬送に適した軸駆動搬送方式(ローラチェーン使用)がある。
- 【図3】は平ベルト等でローラ駆動させる部分とフリーローラユニットの組合せからなる組立作業コンベヤの事例です。フリーローラ部まで駆動ローラで重量物を搬送し、フリーローラ部で簡易的な組立作業を行う場合などに利用されます。