エアーシリンダのピストンロッドを、可動体に連結させる方法を紹介します。
エアーシリンダのピストンロッドとの連結方法
(1)直動機構の連結方法の原則
直動機構は、次の2方式が代表です。
- 回転タイプはカップリングが回転振れを吸収して、直動のための回転運動を伝達します。
- 直動タイプではエアーシリンダと可動体はフローティングジョイントで連結します。フローティングジョイントが持つ「アソビ」がカップリングと同じ働きをします。
- フローティングジョイントを採用せず、エアーシリダと可動体を直結させると、エアーシリンダ内部のピストンパッキンに過負荷が直接かかり、エアーシリンダの故障に繋がります。
(2)フローティングジョイントの使用事例
【図1】は、エアーシリンダとフローティングジョイントの標準的な連結法です。
【図2】は、フローティングジョイント部品の構成図です。ホルダ、ナット、リング、ボルトの4部品で構成されています。ホルダ内側の空間にナットの「遊び」を持たせています。
【図3】、【写真1】は、取付けフランジタイプのフローティングジョイント(カタログ;P453)の使用事例です。