コンカレントエンジニアリングが要求されるなかで、LCA(ローコストオートメーション)設計者に求められる能力に有効な施策を紹介します。
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(1)製品仕様/設計変更への対応施策-1
V-R設計手法は、「多種少量生産対応の良い設計について」で解説しています。
- LCA設計構造を固定部+変動部に分けて構成
- 固定部は基本仕様実現のためのユニット
ベースマシン、プログラム言語/アルゴリズム、入出力仕様、その他 - 変動部は多種仕様実現のためのユニット
ワークホルダ、工具ユニット、加工条件プログラム等
(2)製品仕様/設計変更への対応施策-2
■解説
下図は設計作業の分析結果です。部品図設計の比率が高く、この中でも特に、類似石設計と流用設計にCAD設計の効果が現れます。
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- 速い・・・設計データベース(標準部品、類似設計)の活用と修正の容易さ。
- ミスレス・・・組立図からの転写で部品図作成やオンスケール製図によりミスが防がれる。
(カタログ寸法を見て作図する作業で寸法ミスが多発する) - 楽に・・・単純トレースと高度設計作業の分業化が可能となる。標準化設計によるムダの排除。