表面処理:研磨
- スティック砥石の特長 型番 色 湿式 乾式 粒度 特長 EXSC ブルー
- ヤスリ 型番 刃形状 目の粗さ (鉄工ヤスリ) 目の粗さ
- 鏡面仕上げ加工の内製化をご検討のお客様! 加工手順や使用工具の選定でお困りではないですか? このページでは動画や仕上がり後のイメージを交えて分かりやすくご説明致します。
- Question スティック砥石で研磨する際に研削液は必要ですか? スティック砥石を使用して仕上げ研磨を行います。湿式研磨と乾式研磨のどちらが良いのでしょうか? Answer 粗仕上工程では研削液を用いる湿式研磨が多い スティック砥石は、主として金型の粗仕上用に作られた砥石です。金型の粗仕上は、取り代を大きく取る“研削”に近い工程ですので、研磨屑が多く生じ、これを除去しながら作業する必
- Question 金型の仕上げ研磨にどのような工具を使えばよいか教えて欲しい 金型の仕上げ研磨を手作業で行います。 いろいろな工具を試していますが、減りが早かったり仕上がりが不十分だったり、きちんとした工具選定ができていないように思います。 Answer 仕上げ研磨工程は一般的に4工程に分けて考えられる マシニングセンター等による切削加工では金型に求められる加工面精度の95%~98%ま
- 電解研磨が、研磨しようとする製品を陽極として、電気化学的にエッチングしたのに対して、化学研磨は電気を使わない研磨法です。酸またはアルカリまたはこれに塩類などを混合した液に、金属または合金を浸漬して、光沢のある平滑面を得ます。 この研磨で、大きい凹凸を除去することは困難であるので、表面の精密仕上げには適していませんが、予備研磨された面の細かい凹凸を除き、光沢を出す表面仕上げ法として適しています
- 電解研磨は、研磨しようとする製品を陽極として、電解浴中に浸漬し、適当な陰極との間に電流を通じて、陽極に、平滑性と光輝ある表面を与えるものです。 電解研磨装置の原理を【図1】に示します。装置は、直流電源とその制御装置、電解槽と攪拌装置(試料を液中で揺動する方式が多い)、浴温調節装置(始業前は加熱、操業中は冷却が必要)などが装備されています。 電解研磨の原理は、諸説があり、まだ正確に解明されて
- 遊星回転研磨法は、回転バレルの数倍に達する旋回半径と、180~250rpmの回転数で、バレルを回転させて、加工物を遠心力によってバレルの外周寄りの内壁に引き寄せ、連続循環流動によって研磨を行う方法です。 バレル中における加工物の流動の状態を【図1】に示します。 加工物と研磨材は遠心力の効果で、摩擦研磨を行うので、いろいろな特徴が見られます。 例えば、研磨量は加工時間に比例して急に上昇し、
- 振動バレル研磨は、バレル内の加工物と研磨材に、ジグザグ動力と高いサイクルの振動を与えて研磨する方法です。 振動バレルの形式には、ボックス型とサークル型の2種類があります。前者は、単次元の運動を行うのに対し、後者は三次元運動を行うのが特徴です。 振動バレルも、回転バレルと同様に加工物、研磨材(研磨石)コンパウンドをバレルに入れて研磨します。 【図1】は、振動バレル内における加工物の流動を示
- バレル研磨は、回転体(回転バレル)または振動体内(振動バレル)に加工物、研磨剤およびコンパウンドを入れ、自動的に研磨を行う方法で、精密機械部品、複雑な形状の部品など比較的小物製品の研磨に用いられています。きわめて能率がいいことからも、自動化・省力化の面からも普及してきました。 回転式バレル研磨は、タンブリングバレル(樽)の中で、研磨材と加工物を比較的早い速度で回転して、【図1】に示すように加
- バフ研磨の下地磨きには、エメリーなど砥粒を持ったペーパーバフが必要ですが、仕上げ磨き、つや目磨きには、ばらバフやサイザルバフにつけて研磨する油性研磨剤が使われます。油性研磨剤は、ステアリン酸などの油脂に微細な研削材粒子を分散させたもので、常温では固体のステアリン酸が、布製のバフに押し付けることによって発生する摩擦熱により熔融し、研削材をバフに固着させます。ステアリン酸は、この他、研磨時に発生す
- バフ研磨は、鏡面仕上げには欠かすことのできない研磨法です。一般にバフ研磨法といわれている範囲は広く、先にのべた粗面を平滑にするペーパー仕上げから、鏡面仕上げに至るまでを指しますので、研磨法の種類と仕上がりについて表1に示しました。
- この方法は、金属製のブラシを素地表面に押しつけて移動させ、方向性のあるスジをつくるもので、これをヘアーライン仕上げと呼んでいます。 ブラシ仕上げの小規模なものは、市販の金属ブラシを使いますが、これより少し規模が大きくなると幅の広いブラシを用いて、ワークの上をブラシが移動するか、ブラシの下をワークが移動する半自動式のものが使用されます。 また別のブラシの形態として、ブラシを構成する金属線を放
- この方法の特徴は、方向性のある荒れ面を比較的自由につくることが出来ることです。ペーパーとはサンドペーパーのことです。昔は文字通り紙の上に研削用の砥粒を固着したものでしたが、現在では布が使われています。しかもエンドレスのペーパーベルト(環状)が多用されています。簡単な使用例を【図1】に示しました。また、多様な使用例を【図2】に示します。 【図1】は、通常のバフレースにコンタクトホイール(張り
- これから、各種の表面調整法について、具体的に説明しましょう。 先ず、ブラスト法は、研削材を素材表面に吹き付け、または投げつけて研削する方法でありますが、ブラスト法には、空気中で研削材を吹き付ける乾式法と、研削材を含む液体媒体を使用する湿式法があります。いずれも無方向性の切削面が得られます。 これらの場合に使用する研削材としては、砂(けい砂、アルミナ砂など)ショット、グリット(鋼などの破砕
- (4)ケミカルミーリングの応用 1)航空機の胴体外板 【図1】に示した航空機の胴体外板は、引っ張り成形法によって曲面に成形された後、ケミカルミーリングによってエッチングされます。 片側の表面積の約80%を占めるウェブの部分はケミカルミーリングによって、厚さ6.25mmから0.625mmまで除去され、重量を24kgから6kgに減少させます。以前はこのような部品を一体としてつくる
- (3)けがき-剥離法によるマスキング けがき-剥離法では、材料上のマスキングを手で剥離するという操作があるので、この処理を容易にするために、他のマスキング方法とは異なる特性が求められます。他のマスキングには、エッチング液に対する耐食性、塗布性、保存性、付着力などが求められますが、この方法では、 (1)可とう性(flexiblity) (2)材料面に対する付着性 は適当な中間値をもってい
- (2)エッチングの加工形態による分類 ケミカルミーリングにおけるエッチングは、主として浸漬法が用いられますが、小さい加工物については、スプレー法も用いられます。スプレー法は、大型製品には設備的に制約があることや、加工の均一性を得ることが困難であるからです。エッチング液は、化学打抜きと同様なもの(前述)が使用されます。 ケミカルミーリングにおける加工形態を【図1】に示しますが、次のよ
- ケミカルミーリングは、化学研削(chemical contour machining)ともいわれ、化学エッチングを利用して、機械的研削と同じように、金属を研削成形しようとする方法です。この場合、貫通エッチングと異なり、エッチングの深さを材料厚さの一部分に止め、全体として3次元の形状を作りだすことが特徴です。 ケミカルミーリングの工程は、一般的には、【図1】のように行われています。工程は