Question

金型の仕上げ研磨にどのような工具を使えばよいか教えて欲しい

金型の仕上げ研磨を手作業で行います。
いろいろな工具を試していますが、減りが早かったり仕上がりが不十分だったり、きちんとした工具選定ができていないように思います。

Answer

仕上げ研磨工程は一般的に4工程に分けて考えられる

マシニングセンター等による切削加工では金型に求められる加工面精度の95%~98%までが達成され、残り5%~2%程度の加工面精度を出す作業が仕上げ研磨です。難度が高く繊細な作業であり、仕上げ研磨工程は一般的に4工程に分けて考えられています。

研磨というよりも研削に近い工程で、大きな取り代を削ります。→ここから、小さな取り代を磨いていきます。要求される加工面精度によって最終工程が異なります。
工程 面粗度
(目安)
使用する工具
(目安)
注意点
粗仕上 9~10μ
粗仕上 9~10μ

砥粒が使われている研削力の強い工具を使います。
※粒度:#320~#1000

  • スティック砥石
  • 折損によるワーク損傷
    対処法
    力を均等に入れることを心がけてる。
    また、工程を飛ばさない。
  • 研磨屑による目詰まり
    対処法
    研削液を使用する。
    研磨屑はエアーでしっかり除去する。

    >>湿式研磨と乾式研磨の違いはこちら

  • オイルストーンは硬いために滑る、セラミック砥石は砥粒が入っていないため研削力が弱いという理由で粗仕上には不向きです。
中仕上 3~4μ
中仕上 3~4μ

砥粒を使用していない工具を使用します。
※粒度・番手:#800~1500

  • 耐水ペーパー(スティック棒と併用)
  • ダイヤモンド研磨紙
  • ダイヤモンドフィルムシート
  • セラミック砥石
  • 折損によるワーク損傷
    対処法
    ペーパー、シート類は適切なサイズに切って使う。
  • 研磨屑による目詰まり
    対処法
    研削液やダイヤペーストの希釈液を使用する。
    乾式研磨の場合は、エアーで十分に除去する。

    >>湿式研磨と乾式研磨の違いはこちら

精密仕上 0.8μ
精密仕上 0.8μ
  • ダイヤモンドペースト
    (メッシュ換算値1800~8000)
  • 研磨屑の除去、作業性向上のために希釈液と併用します。
鏡面仕上 0.2μ
鏡面仕上 0.2μ
  • ダイヤモンドペースト
    (メッシュ換算値14000~)

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