電子部品・半導体部品に工業用金めっきは欠かすことのできないものです。金めっきの利用目的と利用分野を【表】に示しました。
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工業用金めっきは、ICヘッダー、ステム、リードフレームのように高純度(99.7%以上)の金が使われる場合もありますが、殆どの場合、めっき皮膜の硬さ、耐磨耗性など要求される物性に応じて他の金属との合金めっきが施されます。
合金元素としては、銀、銅、ニッケル、コバルト、インジウム等が0.1〜0.5%程度用いられますが、これらとの硬質合金金めっきは純金めっきに対して、硬度が2倍、耐磨耗性は3倍に向上するといわれております。