人作業で搬送がなされる場合は最適な作業設計を行うことが最も重要です。LCA(ローコストオートメーション)はその作業の補助を狙いとします。この最適な作業設計のルールとして「動作経済の原則;ギルブレス」があります。【表1】はその抜粋です。
【表1】動作経済の原則(抜粋)
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人作業による搬送は特にセル生産方式で重要な作業設計課題です。この課題解決には、1.動作研究と2.時間研究の2つの手法が使われます。両者ともにVTRで作業を録画し作業設計の分析に利用します。
人作業の動作はサーブリク(therblig:動作経済の原理を提唱したギルブレス(Gilbreth)の逆綴り)記号が標準的に採用されています。17の基本動作があります(【表2】)。LCA設計時にも対象とする作業のとらえ方の単位として利用できます。
【表2】サーブリック記号(抜粋)
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