色々な搬送物の状態(重量、形態:液体や気体、微細部品など)に対応するため、機械化の度合いもさまざまです。搬送の機械化度合いを次のように分類して解説します。

機械化度合い 搬送内容 搬送用LCA
(ローコストオートメーション)の例
LCA化のポイント
人作業 人手で移動する 収納ケース
ワークホルダー
手押し車
搬送治具
・ 受け渡しし易い簡易的な設置位置を工夫
・ 人間工学面の配慮(握りサイズ、重量限界、色調、他)
重力利用治具
1. すべり利用
2. 転がり利用
ワーク自重を利用
簡易治具等で速度調整や位置決め
シュート
搬送治具
・ キズや衝突によるダメージを避けるための速度制御
・ ワーク形状によりすべりと転がりを選定
・ ゴミ堆積防止策、すべり面の磨耗対策などの工夫
・ 等速度運動制御のLCA(ローコストオートメーション)に活用可能
治具・簡易機械化 シリンダやカム・非円形歯車などを駆動制御に利用 コンベヤ類
シリンダによる移載機
非円形歯車による非対称速度制御
・ カムや非円形歯車を応用し、駆動系を単純化(個数削減、等速回転)しLCA駆動制御
(補足1)
フレキシブル化
(プログラム制御化)
マテハンの可変制御化
搬送経路の可変制御化
可変速度コンベヤ
停止位置制御移載機
・ 搬送モジュール個々に基準(搬送高さ、直進性)調整できる工夫
・ 各工程間のバッファ機構の排除
・ メンテナンスフリー(磨耗対策等)

※ 補足1)
直進搬送の速度変更制御などは、モーターの回転数制御を直進駆動に変える方式が一般的ですが、非円形歯車の組み合わせなどを利用することでLCA化できます。