「モノ造り」で成り立つ産業では、低価格・高品質・短納期は競争優位の条件ではなく、当たり前の前提条件となっています。競争優位性は、「如何に早く優れた新製品を出し続けられるか」となっています。この環境での、LCA(ローコストオートメーション)設計の現状と課題解決の着眼点(ヒント)について解説してゆきます。
(1)LCA設計者を取り巻く環境
(2)開発スピード短縮のアプローチと環境解説
開発スピードの短縮化のために、例えば次のような施策がとられています。
(1)コンカレントエンジニアリング・・・社内の製品設計/生産設備調達/新製品認定作業の同時進行化
新製品設計〜量産までの間には、次のようなイベントがある。
赤の矢印が垂直になるほど、コンカレントエンジニアリングされていることとなる。
赤の矢印を垂直にすることと、そのなかのイベントの失敗による繰り返しを避けるために、LCA設計者には次の能力が求められます。
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