Question
超硬エンドミルを中心に使用していますが、φ16以上は高価なためハイスエンドミルを使用しています。
刃先交換式カッターに切り替えるとメリットはあるのでしょうか?
Answer
高速加工により効率化が可能
刃先交換式カッターを使用する利点としては下記の2点が挙げられます。
(1)超硬/サーメットインサートを取り付けた刃先交換式カッターは、ハイスエンドミルと比較して周速、送り速度を数倍高く設定することができるため、高速加工が可能となります。
商品名(型番) | 切削条件 | 時間当たり除去量 | |
---|---|---|---|
刃先交換式エンドミル (MKEM25) |
回転速度(min-1) | 1,910 | 49.7cc |
送り速度(mm/min) | 760 | ||
切り込み量 Ad(mm) | 13 | ||
切り込み量 Rd(mm) | 5 | ||
ハイスラフィングエンドミル (RFEMS25) |
回転速度(min-1) | 360 | 32.5cc |
送り速度(mm/min) | 130 | ||
切り込み量 Ad(mm) | 25 | ||
切り込み量 Rd(mm) | 10 |
(2)刃先交換式カッターは、消耗するのが刃先部のインサートのみであるため、ランニングコストを大きく抑えることができます。
コスト比較
※ハイスエンドミルは2回再研磨をする前提でコストを算出。
※上記は目安であり使用方法や被削材によりコストは異なります。
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