プルスタッド、コレットの交換について

Answer

プルスタッド、コレットは消耗品です。プルスタッドの硬度は、強力な荷重によって変形します。重切削時は6ケ月、普通切削時は18ケ月を目安に交換してください。最悪の場合はプルスタッドの破損が起きます。コレットの硬度はツールホルダ本体よりも低くしています。切粉が噛み込んだり、コレットのくさびの力が大きくなり過ぎるとコレットのテーパ面に傷や段が付きます。この状態で使用すると精度不良や締め付け不足による事故の原因になります。事前に新しいコレットに交換してください。

■プルスタッド交換について

プルスタッドは機械スピンドルとツールホルダを強固に結合するため、機械スピンドル内引き込み機構によって常に荷重を受け続けています。例として、BT40の引込力はで10～15KNです。

プルスタッドの変形を放置するとツールホルダの引き込み力の低下、切削振動の増大、工具寿命に影響します。最悪はプルスタッド折損の危険があります。スピンドル回転中のプルスタッド折損はスピンドルテーパ面に大きな傷を付けます。これは機械の長期稼働停止リスクとなります。

おすすめ商品

※MSTコーポレーションのツールクリニックをご希望のお客さま

ツールホルダの正しい使い方やメンテナンス方法を紹介する無償講座をご希望のお客さまは、以下申請フォームよりご応募ください。

↓↓申請フォームはこちらをクリック↓↓