電子部品の組立や実装基板の半田付け処理などでは、微量液体(接着剤やクリーム半田など)を一定位置に塗布させることが多くあります。転写塗布法は、シンプルな道具立てで、微量塗布が可能なローコスト工法の一つです。
(1)転写塗布法の勘所
要素作業を次のように分類します。要素作業とLCA(ローコストオートメーション)用治具・簡易機器を【図1】に解説しました。
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(2)転写ピン作成の勘所(【図1】参照)
次の要領で標準部品の活用と形状設計、材料選定をすることを薦めます。
■転写ピンの本体
ミスミFA用メカニカル標準部品コンタクトプローブを活用することが出来ます。
■転写ピンの先端部
接着剤の塗布量に応じて、形状(樹脂溜めの溝のサイズ、転写面積)を設計します。先端部の材料は、接着剤が付きにくいふっ素樹脂などを選定。