生産ラインの中には、色々な加工技術が編成されています。この多種類の加工工程を自動化するには、個々の加工の特色を理解して対応する必要があります。ここではプレス加工を例に解説します。
(1)プレス加工工法の特色
ア) | 生産速度が速い | |
イ) | 寸法精度が安定し易い | |
ウ) | 大量生産に適している | |
エ) | 軽い加工品 | |
オ) | 精密加工が可能 |
したがって、プレス加工の自動化では、上記の工法的特色を利用できる自動化でなければなりません。
(2)プレス加工品の特色
a) | 潤滑油が付着している | |
b) | 重なり易い | |
c) | 小型軽量品が多い | |
d) | バリはかえりなどの切断部の特徴 |
プレス品は薄い金属の加工が多いため、一般的には加工直後の加工品を素手で処理することは多くありません。バリの少ない工法や加工後に、そのまま整列させる工夫などが効率を高めます。