静特性と動特性
(a)静特性
■「静特性」とは
入力が時間に対して変化しない場合の特性。感度、直線性、ヒステリシス差などがあります(【図1】参照)。
・ | 「感度」とは 測定器が測定量の変化に応じる度合い(敏感さ)を表すもの。感度が高いほど、測定器が持つセンサの信号が検知できますが、反面、周辺ノイズなども拾いやすくなります。 |
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・ | 「直線性」とは 測定器の入力と出力の信号間の直線関係からのずれの大きさのこと。指示値と測定量との間に1次の比例関係があることを直線性があるといいます。 |
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・ | 「ヒステリシス差」とは 測定の前歴によって生じる同一の測定量に対する測定器の指示値の差。 |
(b)動特性
■「動特性」とは
入力が時間的に変化する場合の特性。定常応答と過渡応答でできています(【図2】参照)。
● | 例:1軸駆動ユニットの運行状態の場合、始動時と停止時の加速度を変動させる駆動制御状態が過渡応答、安定走行状態(加速度が変化しないとした場合)が定常応答といえます。
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