切削加工:基礎知識(フライス平面加工)
- [2024/8/19公開] Question 45°の正面フライスで加工したのですが、角度が45°になりません 45°の正面フライスで加工をしたのですが、角度が45°になっていませんでした。インサートは四角形状で間違いないのになぜですか?
- [2024/8/19公開] Question フライス加工のエンゲージ角とはなんですか? 正面フライスで平面加工をするとき、エンゲージ角によってインサートの寿命が違うと聞きますが、エンゲージ角とはなんですか? Answer エンゲージ角とは、正面フライスの中心と切れ刃の食いつき点を結んだ線と、送り方向のなす角度です。エンゲージ角を小さくするとインサート寿命がよくなります。 正面フライス加工では、工具径の2/3程度の幅で加工すると、効率よく安定した加工ができます。 そのとき、正面フライスの中心と切れ刃の食いつき点を結んだ線と、送り方向のなす角をエンゲージ角と呼びます。また、正面フライスの中心と切れ刃の加工物からの抜け際の点を結んだ線と、送り方向のなす角をディスエンゲージ角と呼びます。タグ:
- [2023/10/17公開] Question フライス工具の送り条件はどのような事に注意して決定すればいいですか? さまざまなフライス工具の種類がありますが、送り条件を決定する際の注意点を教えて欲しい。 Answer 送り条件の決定には、切取り厚さの概念を知ることが重要です。 切取り厚さとは 切取り厚さとは切れ刃に直行する厚み、下の図では『t』を指します。 切取り厚さは、1つの切れ刃が切る取る際の切りくずの厚みになります。 この切りくずの厚みをコントロールすることは、切削抵抗・寸法調整、または工具寿命の管理などを行うのに重要な要素になってきます。タグ:
- [2023/7/24公開] Question フライス工具の選定時には何に気を付けて工具を選定すればいいですか? さまざまなフライス工具の種類がありますが、選定する際の注意点を教えて欲しい。 Answer フライス工具を選定する際には、切込み角を理解した上で工具選定をすることが重要です。 代表的なフライス工具の種類 代表的なカッタの種類には、直角肩削りカッタ、正面フライスカッタ、高送りカッタがあります。 これら工具の違いは切込み角にあります。 切込み角 切込み角とは、切れ刃と加工底面の平行線からなる角度です。切込み角が変わることでカッタの切削特性が大きく変化することから、フライス工具には重要なパラメータです。 切込み角が切削特性に与える影響 ①切取り厚さ 切込み角が変わると切取り厚さが変わります。切取り厚さは送りの限界を決めるため、切込み角の異なるカッタで適用可能な送りが変わります。タグ:
- [2023/6/22公開] Question フライス加工でびびりが発生し、工具寿命も短いです。 フライス工具を選定する際に何に気を付ければいいですか? Answer フライス工具を選定する際には、『同時切削刃数』を確認することが重要です
- ISOチップ適応カッター 一覧 チップ型番 適応カッター ブランド/型番 ミスミ 三菱 住友 タンガロイ 京セラ サンドビックタグ:
- Question 同じホルダに複数のインサートから選べるようになっていますが、どのように選定すれ ばいいのですか? Answer 被削材や加工内容によって選定が可能 インサートは(1)材質+コーティング(2)形状の組み合わせにより多くの品揃えになっています。タグ: