リニアブッシュ
円筒軸のシャフトと合わせて使用する直線運動機構です。
特長
- 負荷ボールとシャフトは点接触のため許容荷重は小さいですが、最小の摩擦抵抗で直線運動をし、高精度で軽快な運動が得られます。
用途
OA機器や周辺機器、各種測定器・自動記録装置・デジタル式三次元計測器などの精密機器や多軸ボール盤、パンチングプレス、工具研削盤、自動ガラス切断機、印刷機械、カード選別機、食品包装機械などの産業機械のスライド部など広範囲で使用されています。
リニアブッシュの分類
フランジなし
(標準形)
(開放形)
(ロングタイプ)
(すき間調整形)
フランジ付
(丸フランジ形)
(角フランジ形)
(小判フランジ形)
(二面取りフランジ)
ケース付
(ケースユニット)
(ケースユニットロングタイプ)
ここポイント! |
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・精密機械装置などに使用する場合は、選定が難しいため、メーカーに技術計算をしてもらい選定することをおすすめします。 |
ボールねじ
回転の力を直線の力に変換するねじ機構部品です。
軸方向平均荷重、平均回転速度などの使用条件が明確ならば寿命予測(計算)が可能です。
重量物などを軽快に移動できるねじ機構です。
ねじ軸とナットの間に多数のボールを介在させ転がり、接触させることで大変軽く回転します。
特長
- ボールねじは、ねじ軸、ナット、ボールなどから構成されており、モーターなどの回転運動を直線運動に変換する機械要素です。(直線運動を回転運動に変換することも可能です。)
- ボールねじのボールは、ナットとねじ軸との相互間に転がり、接触により摩擦力が大幅に軽減するため、機械効率が向上し、高い位置決め精度が維持されます。
ボールねじの使い方
ボールねじの精度
ボールねじの精度はJISによりリード精度、各部取り付け部精度、トルク変動率により種類分けされています。精度表示は、CO、C1、C3、C5、C7、C10で数字が小さくなるほど高精度のボールねじとなります。
豆知識 ボールねじについて |
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ボールねじの原型は、約120年前に米国で考案され、自動車用操舵装置や航空機用フラップ上下操作用に実用化されました。 現在は工作機械を始め、各種ロボット、FA・OA機器、半導体関連機器、産業機械、医療関連機器などの精密位置決め送り要素として幅広く使用されています。 |
ここポイント! |
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・ワーク・テーブル質量(kg)を確認してください。 ・最大送り速度(テーブルの移動する速度)(mm/sec、m/sec、m/min)を確認してください。 ・取り付け状態(水平・垂直)を確認してください。 ・最大ストローク(mm)を確認してください。 ・位置決め(動かす位置)精度[目標とする位置と実際に停止した位置との差]を確認してください。 |
スライドガイド
各種機械装置の直線運動部の案内用軸受です。
特長
- 各種機械・装置の直線運動部の案内として機械・装置の一部を構成しています。転動体の転がり運動を応用した高精度・高剛性の直線運動用軸受です。摩擦が小さく高負荷時においてもスムーズな運動が得られます。
- ビルなどに装備されている自動ドアの案内部に使用されています。
- システムキッチンなどについている移動棚にも使用されています。
一般産業機械から超精密機械までさまざまなニーズに対応。また身近な暮しの中でも活躍しています。(自動ドアの開閉に)
ここポイント! |
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・負荷の荷重(kN)や寸法(mm)を確認してください。 (構造や形状の違いにより多種多様の形式があります。) ・レールとブロックは同時に注文してください。 ※バラバラに注文すると精度に問題が出る場合があります。 |
ココミテvol.2より参考