プラスチック樹脂は、日常の使用では、空気や気体を透過するとは考えにくいのですが、分子レベルで組織を考えてみますと、微細な空隙が無数に存在し、実際は気体をかなり透過させているのです。このような気体の透過(遮断)の特性をガスバリアー性と呼んでいます。
炭酸ガス飲料や食品容器の世界では、ガスバリアー性は当然の常識ですが、自動車やエレクトロニクス、メカニカルの世界ではあまり知られていないようです。樹脂の種類によって気体の透過性は大きく異なっています。
以下にいくつかの樹脂について、気体の透過性を紹介してみます。
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- ※透過率:ml/m2・24hr・atm, 1mm