ホットランナーは、射出成形加工時にランナー部を加熱溶融させておいて、スクラップを排出させないで成形加工ができる方法です。ホットランナーの構造は、加熱や射出方式などでいろいろな種類の構造が実用化されています。
主なホットランナーの構造と特徴は次の通りです。
■オープンゲート構造
- ノズル温度を一定に制御する。
- 構造が簡便で構成部品も少ない。
- 温度制御にノウハウが必要。
- ゲート部が固まりやすい。
- 樹脂によってはゲート部の糸引きが発生しやすい。
■オン−オフ制御構造
- 射出時にゲートを加熱し、射出終了時にゲートを放冷する。
- 比較的構造は簡素。
- 温度調節がシンプル。
- ゲートシールが良い。
- 専用熱電対が必要になる。
■ホットエッジゲート構造
- ゲート部は金型の型開き時にせん断される。
- 構造が比較的簡素。
- ゲート固まりがしにくい。
- 糸引きは発生しない。
- 金型形状で適用の制約がある。
■バルブゲート構造
- ゲートの開閉はバルブピンで強制的に制御される。
- ゲートシールはメカニカルなため確実である。
- 成形条件のコントロールがしやすい。
- バルブピンの開閉駆動のための動力源が必要。
- バルブピンの摺動保守管理が必要。
- 構造は複雑で金型設計にもノウハウが必要。
- 価格が高価になる。
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