プラスチックは、ある特定の溶剤に対して溶解したり、残留応力(ストレス)が残っている場合に亀裂(クラック)を生ずる場合があります。これはプラスチック自身が石油化学的に生成される物質であることから、特定の溶剤と化学的に反応してしまうために生ずる現象です。
下記のプラスチックでは、以下のような溶剤に対して、クラックが発生する危険性があります。
■ポリカーボネイト
- 無機アルカリ
- 無機酸
- アルコール
- ケトン
- エステル
- 塩素化溶剤
- 芳香族系溶剤
- ガソリン
- 灯油
■ナイロン66
- 無機アルカリ
- 無機酸
- 無機塩類
■PBT
- 無機アルカリ
■POM
- 無機酸