プラスチック成形材料には、強度を向上させる目的などで、様々な充填材や強化材がコンパウンドされます。
主な充填材には下記のようなものがあります。
- ガラス(Glass)
- 炭素(Carbon)
- 炭酸カルシウム(Calcium carbonate)
- タルク(Talc)
- 雲母(Mica)
- 鉱物(Mineral)
- けい素(Silicon)
- 硼酸(Boron)
- クレイ(Clay)
- セルロース(Cellulose)
- アラミド(Aramid)
- 木材(Wood)
強化材がコンパウンドされますと、成形収縮率がナチュラル材と比較して小さくなったり、樹脂流動方向と直交方向で収縮率に差が発生したり、分子配向が顕著になったりすることがありますので、金型設計の際には留意が必要になります。