ここでは空気圧シンボル記号を解説します。
空気圧シンボル記号の記述には【表1】(JIS記号からの抜粋)のように、空気圧機器の用途ごとに表示記号が定められています。
| 名称 | 記号 | 用途 |
|---|---|---|
| 実線 |
|
主管路、出力ライン |
| 破線 |
|
パイロットライン |
| 大円 |
|
ポンプ、圧縮機 |
| 少円 |
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逆止弁、リンクなど |
| 正方形 |
|
方向制御弁など |
| 長方形 |
|
方向制御弁、シリンダなど |
| 正三角形 |
|
流れの方向など |
| 斜線 |
|
可変式 |
| その他 | ばね 絞り 接続している 接続していない |
上の【表1】を例とする各記号を用いて、空気圧機器システムの機能、操作方法および外部接続口などを表示します。
空気圧機器システムの配管接続ラインは実線で示します。
パイロットラインは破線で示します。
空気圧機器あるいは装置などの構造や配置をあらわすものではありません。
【表2】に各種の空気圧機器用弁の記号例を示しました。たくさんありますが、簡略的に各種機器を表現することができます。
| 名称と記号 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 弁構造を 持つ 空気圧機器 |
チェック弁
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シャトル弁
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急速排気弁
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減圧弁
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減圧弁
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スピード
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マフラ
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フィルタ
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フィルタ
|
フィルタ
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|
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オイルミスト
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エアドライヤ
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ルブリケータ
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圧力計
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リミット
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|
|
F.R.L
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F.R.L
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圧力
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排気用オイルミスト
|
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次に、記号の表現方法を解説します。実際に使用される方向制御弁の多くは、複雑な流路構造を持つ本体基本形と調整機構からなっています。この本体基本形と調整機構について【表1】の記号を組合せて方向制御弁を表示します(【表3】)。

空気圧シンボル記号と空気圧回路の基本を習得することで、【図1】に示すように、空気圧アクチュエータを用いたシステムを、簡略な回路図で表現することができます。




















