(2)ステッピングモータとボールねじ駆動

  • ボールねじ駆動方式は、[1] モータの回転運動をダイレクトに直進運動に変換させる、[2] ボールねじピッチが減速装置の働きをする特徴を持つため、駆動力の伝達率とモータ効率に優れています。
  • 【図4】はY軸にリニアブシュとボールねじを使用した駆動機構です。タクトタイプの短縮や位置決め精度を要する機構に応用されます。

図4

■補足説明

a)
ステッピングモータの特徴
  • ステッピングモータは低回転速度域でトルクが大きい(起動・減速時に大きなトルクが出せる)特徴を持つため、移動距離が短く多点位置決め制御を要する場合に適しています。
b)
目標位置決め精度を実現させるモータ必要精度
  • 必要な位置決め精度=±0.01(mm)に対し、ボールねじリードピッチ=10(mm/rev)を選定したとき、ステッピングモータの必要(割り出し)精度は次式で算出できます。

(3)エアーシリンダ駆動

  • 【図5】はクランプ機構のエアーシリンダ駆動用軸受、【写真2】はマグネット連結方式のエアーシリンダ駆動機構の事例で、ともにリニアブシュ(矢印部)を採用しています。
  • エアーシリンダ駆動は起動・停止時の速度制御が出来ないので、ショックアブソーバーで停止時の衝撃を少なくさせます(【写真2】)。

図5、写真2

(4)垂直方向の案内の事例

  • 垂直方向の案内は、フランジ型リニアブシュを採用することで、特別な保持構造がなくともリニアブシュをしっかりと取り付けられるため、コンパクトでシンプルな機構が出来ます(リニアガイドはレールを固定させる垂直なベース板が必要)。

    写真3、写真4

  • 【写真4】に似た構造で、搬送コンベアの下部からの昇降案内(【図6】)や位置決め機構(【図7】)などにもフランジ付きリニアブシュが採用されています。

    図6、図7